坂バカ鍼灸師のQすけです。
いよいよR15本番の朝です。
前日編はコチラ
4:00にアラームを準備してましたが3:00に目が覚めました。もっと寝ていたいという気持ちはなくワクワク感が強いので動き出しちゃいます。
ボディバッテリーは54まで回復。これは私の過去The PEAKS史上最高数値のように思います。
さすがGARMIN先生!「強い心構えがあれば〜〜〜新しい限界まで自分を追い込んでください!」と持ち上げてくれてます。
前回蓼科2daysの時はコロナ罹患明けだったということもあり、それと比べると今回はベストコンディションに近い状態でした。
さて今回の目標は
- ハンガーノックを起こさない!
- 変態、ど変態の方々に抜かされない!
- 怪我なく無事に家へ帰る!
この3点です。
同室には変態のなっぷるくんと、ど変態のkegoさん(誤解が生まれる言葉ですね…)スタートが遅いので起こさずにユックリ眠らせてあげたい。
日頃から家族を起こさないよう鍛えられている隠密行動の真価がここで問われます!
楊貴妃さんもまだ眠っているので洗面道具を持って廊下をうろつくとCrosくんが起きてました。
なんでも一部屋一人で貸切…布団3枚重ねて敷いてフカフカ、それでもワクワクして眠れなかったとか…
準備、出発まで時間もあったので世間話をしながら一緒に食堂へ向かいます。
食事はおにぎりセットにお味噌汁、温かい汁物がお腹に沁みる。しかしThe PEAKS民にとっては圧倒的に量が足りない…朝食の足しにパンを買ってきて正解だった。
レモンさんからいただいた酪王ももオレがパンに合う。イタダキマス♪
そんなこんなしていると楊貴妃さんも起床。Crosくんの部屋を借りながら準備をして宿をあとにしました。
朝焼けが稜線を描き、遠くには雲海も見られたので思わず写真を撮ります。
撮っておかないともったいない…もう2度と同じ時間はないのだから。
今日は好きなだけ登っていい日。楽しんで行ってきます。
スタート前
会場に着くと早くもバイクチェック待ちで並んでます。
今回はゴール時間が急かされるので前方スタートを狙いました。安定のポールポジションにはレモンさん、SARUさん、ジュンさん。私の前には楊貴妃さん、emiさん。後ろにはCrosくん、チハルさん。
周りを見渡すと輪友の姿が多く、お祭りムードが満載です。
インパクト大!ドロップハンドルのfatバイクは激坂さん。写真を撮るポーズも目立ちまくりで、ここはあえて大きい声で「はいチーズ!」と視線を集めてみました。だってこんな美味しいポーズをとってもらっているのに勿体無いじゃないですか。
赤いcanyonMTBのmazさんはジーパンで登場!これは確かにまごうこと無きゆるポタスタイル。今回は変態枠でスタートということなので追走してくるリアル鬼ごっこで逃げ切れるように頑張ります!
スタート前の注意喚起。
道幅が狭くブラインドコーナー多数のため今回はダウンヒルでの追い抜き禁止。追い抜き行為をスタッフが見かけたら失格処分となるそうです。「下りは安全に、登りで稼げ!」という鬼のアドバイス。
なんといっても安全第一ですからね。試されるThe PEAKS民のライディングモラル!
スタート〜AS1
KING2冠達成
行ってきまーす!とスタート早々前方で挙動不審あり!どうやらライトを落とした様子。
後続も避けてくれて大事に至らずによかった…なんと⁉︎落としたのは同室の忘れ物KING楊貴妃さん。
待てよ…そういえば楊貴妃さん蓼科の下りでもライト落としてたな…2大会連続落とし物KING👑👑達成じゃないですか!忘れ物KING、落とし物KINGと2階級トリプルクラウンまでリーチ!
これは妙高の舞台も目が離せませんよw
気を取り直してスタートです。目指すはCP1。
昨日の下見で走った分岐をさらに下まで降りていきます。
待ってろ、絶景のUFOライン!
皆さん注意喚起を守って付かず離れず一列に降っていきます。
想像以上に狭い道幅で登ってくる対向車もあり、たしかに追い抜きをしていたらと考えればヒヤリと危ない場面もありました。
長いダウンヒルから始まる一発目の往復ビンタ…レインウェアを羽織っていても身体が冷える。
上半身をほぐしながら脚を回し続けることを意識しました。CP1からAS1まで気をつけようと思ったことは心拍を上げすぎないこと。ウォーミングアップアップとしてこなそうと思っていましたが…
ヤバい!楽しい!
天気も良く緑に包まれたワインディングロードでほど良い勾配のヒルクライム。
「出だしに一回心拍上げといたほうが良いとも言うし、楽しんで行こう♪」
ということでサイコンを見ると170bpm。身体も暖まってきた。
おや…?ケイデンスが0rpm…設定しても戻らない…またこんな大事な本番に使えないなんて…
まぁ使えないものはしょーがない…今日は心拍を目安に走ろう。
と前方に🍋レモンさん発見!
B’zの「ウルトラソウル」がお気に入りということで、追いついた時に♪ウルトラソウル⤴︎という挨拶でHey!と合いの手を入れてもらうはずなのですが、「♪ウルトラソウル⤴︎」→「🍋キャーハッハッ⤴︎」というのがお約束w
ここではどなたかとご一緒されていたので私は先へ進みました。
AS1を目指すにつれてガスが濃くなっていく。
ガスがなければ絶景が拝めそうな気もするのですが…日差しが届いて雨は降らない予報なのでこの後に期待。
AS1〜CP2
6:35、AS1に到着。
お世話になっているそなさんの【そなシステム】の計算では7:45までにAS1をリスタートすればゴール可能時間のはずなので1時間ほど貯金あり。
たらさんが「2番着だよ!」と教えてくれました。
「そうなんだ!」頑張っていけば先頭に追いつけるかもしれない…って、本気で追いつこうとするなら写真撮ったりバナナ食べたりしている場合じゃありません。
空腹感はありませんでしたがCP2までの長い長いダウンヒルに備えてバナナとオレンジをいただきます。
当たり前のように補給させていただいてますが、6:30の時点でこんな立派なASを設置いただけてるなんて運営スタッフの方々が日の出前で冷え込みの強いであろう時間から動き出されているかを考えると感謝の気持ちが溢れます。
リスタートしてますます霧が深くなっていくUFOラインのアップダウンをAS2に向かっていきます。
スタッフの方に撮っていただいた写真はこんな感じ。
雨こそ降りませんが完全なる視界不良。先のコーナーの出口が全く見えずニュッと現れる対向車にヒヤリとしました。復路の晴天に期待…
AS2によらずにCP2へ向かうつもりでしたがみっちーさんを発見したので立ち寄っちゃいました。ここでも1バナナ補給。
トンネルを抜けてここからCP2までが長い…
およそ26kmのダウンヒル…追い越し禁止なので前走者に追いつき車間を保ちながら後ろを走ります。
しかし時折出てくる平坦区間で後ろを走り続けているのもなんだか申し訳なくなってくるので、下界に降りてきて勾配0%の区間にて前に出ることに。ダウンヒルで抜いたわけじゃないからルール的にはOKですよね…?
よし先頭交代だ、今度はオイラが牽く番ですぜ!と思ったら離れていってしまった。「あ…余計なお世話だったのかしら…」千切り愛となってしまったの巻でした。
CP2に到着
下界は日差しが強くて暑い。
ここから長い登り返し。途中にトイレはないので大事を見て用を足していると、アブケンさんが隣に!
わかりますか⁉︎学校のトイレでいきなり隣にスッと番長が現れる気分…そんな緊迫した空気の中、もの凄い勢いで消防車と救急車がCP2前を駆け抜けて行きました。
アブケンさん「ここまで降りてくる時に車が横転してましたね!」
どうやら私が通り過ぎた直後の事故だったようで、The PEAKS参加者が関わっていないことを祈りながら登り返しを始めました。
CP3(AS2)
ホンマや…
全面通行止め。
レスキュー隊の救助が必要で屋根を切断しなければならない状況だったので何よりも救助優先。
私たちより前走者の方は救助作業が始まる前だったようで歩道の押し歩きにて通過できたようですが救急隊が撤収するまで停車指示。
関門足切り時間がある中でThe PEAKS民にとって試される忍耐力!
誰1人として強行突破をする不届きものなどおりませんでしたね。
停車時間は20分ほどだったでしょうか。アブケンさんとジュンさんと梅干しかじって世間話をしながら休憩してましたが、1時間ほど経ったのではないか…と錯覚するくらいユックリできました。
開通してリスタート。
一般のダウンヒルに混じって変態スタートのmazさんがいた!ウソでしょ…速すぎる…まだ捕まる距離感でもないから焦らなくても大丈夫でしょう…マダコノトキハ…
こまめに水分補給しているとボトル残量が寂しくなってきました。ヤバい…1ボトルだったのでAS2まで空いてしまう…と思い出したのはもりや農園さんの試走動画で天然の湧水があったはず!
よっしゃー!助かったぜぃ!
このあとパンダ練の変態エントリーの皆さま、パンダさん、RYUさん、Mickeyさん、細さんとスライド。鬼ごっこに捕まらないように頑張ります!
番長と談話クライム
降りてくる途中で絶対に写真を撮ろうと思っていた場所
パシャっとシャッターをきった瞬間に向こう側からの突風…でガシャーーン!
もろにディレイラー側に倒れてキズもついてしまってたのでディレイラーハンガーやばいかも…DNFはイヤだ…と冷や汗をかきながらチェックしていたらアブケンさん登場!
落ち込む気分を払拭してくれるかの如く一緒に写真を撮ってくれることに♪
ドライブトレインも問題なく走行可能だったので、ここからはアブケンさんと談話クライム。
たしかお題は…
- 痙攣している!オレのふくらはぎが喜んでるぜ!
- 父親ローディーは地雷撤去が大事!
- 羽はまだしまっておけ…
気がつくとジュンさんも一緒に登っていてカレーの話になった時に私のお腹が鳴り始めたのに気がつきます。ウルトラマンで言うところのカラータイマー…魔のハンガーノックが忍び寄ってくる足音です。
30分ごとにエネモチを齧っていましたがどうやら本格的な補給が必要なタイミング。「次のAS2にはカレーが待っているはず…」そう考えるとペースが上がっていたらしく、アブケンさんから「背中から羽が出てますやんか…」と。
そこへカメラを構えたねこてんさんがバイクにまたがってまして「無事に開通した?この先でカレーが待ってるよ!」のカレーコール発動!
ポケットに入っていた残りのエネもちを頬張りながらカレーめがけてペースが上がった瞬間をカメラは捉えていました。
このあとアブケンさんから「一緒に走っている時のカレーコールは禁止令」が出ましたが、26kmの登り返しは談話クライムで楽しい時間でした。アブケンさんジュンさんありがとうございました♪
AS2
カレーです。誰がなんといってもカレーです!と言うくらい頭の中はカレー色。
今回のカレーはフードトラックで活躍するスパイスカレー屋さん【OLD BONGO】さんだったそうです。
せっかくなのでドM向きゲキ辛スパイスをチョイス。
上に降りかかっているのがソレですね。塩にぎりを2つ。コレを…
こうするのがThe PEAKSスタイル。
今回のおにぎりは石川県産「ひゃくまん穀」だそうです。
刺激的な辛さで目が覚める美味しさ。
今回のカレーエイドは屋根あり、椅子あり、テーブルありの人権溢れる時間でしたね。初参加の方と一緒にカレー。初見の方ともすぐに打ち解けるのは、同じ強敵に立ち向かう戦友のような絆が生まれるThe PEAKSマジックです。
この時はまだまだ元気で楽しいRuond15のひと時。
どうやら後発の変態エントリーの方々はUFOラインで濡れた状態でここに到着だったらしく…この時もポツポツ降り出した不安と往復ビンタの長いダウンヒルのためレインウェアをまとってCP4へと降ります。
後編に続く…
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