AJたまがわ主催のブルベに参加させていただきました。
千葉の船橋発〜栃木那須烏山で折り返し〜茨城常陸大宮ビーフラインを抜けて船橋に戻る300kmコースです。
自転車を初めて自己最長距離は222km。今回クリアできれば記録更新です。
以前の記事にも書きましたが300kmを達成するコツとして『美味しい昼ごはんと夜ごはんを食べに行く自転車日帰り旅行』と頭をバグらせることにしました。
まだ日の出前の薄暗い船橋親水公園にて受付、ブリーフィング。今回は60名以上の参加者だったようです。
今回の自分への課題は終始【省エネ】
途中でハンガーノックに陥ると300kmの行程が地獄と化すのは目に見えています。いかにエネルギーを費やさずラクに進めるか。そのためには小まめな体温調節と定期的な補給が重要になると考えています。
自他ともに認める補給下手な私。ロングライドではステムポーチを取り付けて補給食を入れるようにしています。スティックパンを入れて30分に1本食べるように心がけていました。
ウェザーコンディション
前日雨により路面ウェット。当日晴れ北東からの強い風。最低気温3℃平均気温8℃。烏山まで向かい風だが帰路は強い追い風基調となる予報
装備
ミレーベースレイヤー、半袖メリノウール、裏起毛ジャージ、冬ビブタイツ、ダウンベスト、アームウォーマー、レインジャケット、指切りグローブ、春秋グローブ、
ダウンベストとアームウォーマーの組み合わせが日中と夜間の気温差を調節しやすくコンパクトに収納できるので便利。さらに冷える時はレインジャケットで重ね着して対応。
6:30:スタート→PC1
日が登り明るくなってスタートです。船橋から茨城県に入るまでは幹線道路や市街地を抜けるので車通りが多く、スタート直後で集団がまとまりやすく追い抜きなどの走行に注意でした。
利根川を越えて筑波に向かう辺りで幻想的にたちこめる深く濃い霧の中を走ります。
数メートル先から来る対向車が見えみくい。フォグランプの点灯は安心ですね。
今にも降ってきそうな空模様で、陽が出ないと肌寒い。
そこから一転してキレイな青空で遠方には筑波山が見えてきました。PC1のファミリーマートまであと少しです。
PC1→昼食
PC1ではスタート時に挨拶できたThePEAKS仲間と合流できました。元気な写真でしょう?この時はまだ目も輝いて生きていました。まさかこの後に地獄を見ることになろうとは…
省エネ運転を心がけていた私は千切れる予感がしていたので「遠慮なく置いていってくださいね。」と伝えてはいましたが、頑張ってついていってみました(だから頑張っちゃいけないって…)
向かい風の中でも超速いんです…
ふとサイコン見ると35kmオーバーとか。
およそ2kmずつで先頭交代していましたが、心拍が170オーバー…残り200km弱「このままついていくと生きて帰れないぞ…」と直感で危険を察知して益子に入る前に私は離脱。
この先頭の方、それは速いわけですよ。今回のビーフラインは参加者中2番目のタイムでクリアなんですって。
序盤のこの区間は血の味のする高強度トレーニング区間でした。
さて、ソロで気楽なペースでテロテロ走っていると益子市街に入りました。
益子焼きで有名な陶芸の街です。
街中には瀬戸物屋さんが立ち並びます。
11:30頃…栃木に入る辺りでお腹にエンプティーランプが点ります。
お昼ご飯は「鮎の塩焼き」をめがけていました。囲炉裏で焼かれて待たずに食べれて、塩分チャージもできる鮎の塩焼きを定食にしていただく。そんなイメージを頭に描き、鮎に呼ばれているかの如くここまで頑張ってきたようなものです。
Google情報では営業中。
よし看板は見えた。キレイな川沿いを走ります。
え…人の気配がない。
どうやら2月のこの時期はシーズンオフだそうで…昨今では養殖も盛んだということを耳にしていたので通年いただけるのかと淡い期待を抱いていましたが、考えが甘かったようです…
お腹のカラータイマーが鳴り始めている今、事態は急を要します。
どうする…コンビニ飯で補給するのか…いや、それはご飯を目的としている今回の自転車旅の心が折れそうだ…時間には余裕がある。
そういえば輪友がくれた情報でオススメの釜めし屋さんがある!と思い出し、リスタート。
ここからさらに10kmの向かい風を北上。スティックパン効果もありハンガーノックにはならず釜めし屋さんまで辿り着くのだ。
ルートから5分ほど外れましたが、無事に到着。
心も体もお腹も癒せれました♪
PC2
烏山市街地を抜けて、ここから折り返しで追い風基調となる予想です。
この辺りが烏山で景色の良かった区間だったと思います。
遮蔽物がなく景色の良い…長い橋を渡る…そう、それは前から横からの爆風区間でした。
そこから烏山のダウンヒルは風も背中を押してくれて景色を眺めながら快適です。
茨城県に入ります。
PC3ローソン
先に休憩していたThePEAKS仲間と合流できました。
自然にガッツポーズになられている方が先頭で鬼のようなペースで進んでいた張本人です。しかし向かい風区間を良いペースでクリアできたので大変お世話になりました!
残り行程は半分ほど。マイペースで進もうと考えていたのでお2人には先に出発していただきました。
追い風に背中を押されながら久慈川を眺め、次の目標は麻婆豆腐と餃子をノンアルビールで流し込むこと頭に思い浮かべて土浦の中華料理屋さんを目指します。
ここからビーフライン。頻繁に繰り返すアップダウンが20kmほど続いたでしょうか。
ここでThePEKAS仲間の1人と再び合流。ここからゴールまで世間話を交えながらマイペースで進むことになります。
目標としていた日没前にこのビーフラインを抜けることは無事にクリアです。
筑波山に夕陽が落ちていく景色がとてもキレイでした。
陽が沈みここからナイトライドとなるので走行に注意が必要でした。とくにここから土浦までは街灯がない印象が強い。そして脇には側溝に田んぼ。集中していないと田んぼに落ちる危険なパターンです。なので写真がありません。
夕飯補給
土浦に近づくにつれて飲食店が増えてきました。
焼肉の匂いに車体が傾きます。うどんの看板に吸い寄せられます。カレーの誘惑に気持ちが持っていかれますが、今日のミッションは麻婆豆腐に餃子!
無事に目的地に到着。
宴会のようになってしまいました。
ゴールまで
さてあとは60kmほどのナイトライド。
お腹も心も充電完了。
暗闇を走っていたのでどこをどう走っていたのか全くイメージが湧きませんが、千葉県に入ると馴染みのルートなので安堵感があります。
ここで雪がチラつき始めたとしても。そう…極寒でした。ダウンベスト、アームウォーマー、シューズカバー、レインジャケットとフル装備。なんとか体温を保つことができました。やはり備えは重要ですね。
無事に時間内ゴール。トラブルなく3時間ほど余裕があったようです。
スタッフの方から「100周年記念メダルが最後の一つですよ。」ということでせっかくなのでいただきました。
ここから自宅まで無事に自走で帰り、次の400kmの感触も確認しました。
なんだか楽しみながらイケそうな気がします。
応援していただいた皆様、ご企画運営していただいたスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
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