2024【Fleche:フレッシュ】

2024Fleche 未分類

坂バカ鍼灸師のQすけです。

いよいよフレッシュ当日となりました。

地元スタート&ゴールというコースプランニングをしていただいたので、自走でスタート地点まで移動できるのはラクでした。

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コンディション

睡眠時間が5時間少々でしたので体調的には◎とまではいかなくても○だったと思います。

終始晴れで雨の心配はなく、日中は南風、日付が変わる頃に北風に変わる予報。

最低気温10℃最高気温24℃と気温差の大きい1日となることが予想されました。

装備

バイク

レインウェアは持たなくて済みそうなのでフレームバッグとトップチューブバッグ。前照灯、尾灯は各2つ、補助灯、休憩多めなのでワンボトル。

速度を合わせるため巡航スピードを上げないほうがいいとのことで、パンク耐性と乗り心地重視でグラベルキング32cチューブレス。F3.4R3.7Bar

レイヤリング

上下夏用ジャージ、アームウォーマー、ニーウォーマー、レインウェア、ダウンベスト、5℃対応グローブ。

雨の心配はほぼありませんでしたが、もしもの雨とウィンブレを併用して上着はレインウェアを持参。夜間の冷え込み対策にダウンベスト。ここまではナイスチョイスだったと思いますが、日中は陽射しもあり夏日になる気配がありウォーマーを脱着して暑さ対策も重要になるということから【ニーウォーマー】を選択。

この中途半端な装備を選んだ自分をビンタしてやりたくなる気持ちは後述します。

さらに言うならネックウォーマーと雨が降らなくてもレインウェアを持っていけばよかった…

スタート

6:00、自宅を出て驚いたのは立ち込める霧がとても深かったこと。

信号待ちの車がフォグランプをつけていないと認識できないくらいの視界不良でした。

雨は降っていないのですが電線から雫が滴り路面が濡れていて、普通にペダルを回しているだけなのに湿度が高すぎてシューズが濡れているのは急激に気温が上がることを物語っていました。

チーバくんの眉間の辺りからスタートして中腹を走り南下。チバニアン付近を通過して千葉で2番目に高いとされる清澄山を登って鴨川の海沿いまで出ます。

登坂中に暑さが厳しく、今年初めて脱皮をして素肌を出しました。

鴨川

世間様のランチタイムと重なり狙っていたお店は満席…そこで以前にもお邪魔したことのある【魚水】さんへ。

今回はまぐろ漬け丼大盛り。

軒下にはサイクルラックもあり、帰り際に「ボトルにお水どうぞ〜!」とサイクリストに神対応のお店です。ご馳走様でした。

魚水さん裏手の海岸。外房の海はキレイです。

お腹もイッパイになったことでリスタート。ここから本州最東端の銚子を目指します。

なんだか見覚えのあるトンネル…海岸線のルートだな…と思ったら、以前千葉400ブルベで走ったことのある【おせんころがし】あの時は深夜の時間帯でなんだか薄気味悪い街灯のない断崖絶壁を単独で走り、帰ってからいわくつきの名所ということを知りました。真夜中にそんなところを走らせるでない…

ところが今回のように天気が良く明るい時間に来てみると絶景が見渡せます。

ここから南風に背中を押され好調なペースで北上していくなか、ブルベスタイルで連なる4.5名のサイクリスト集団、おそらくFleche参加者と思われるグループと3回ほどスライドしました。お互いスライド際に手を振って健闘を讃えます。

銚子

19:00、銚子に到着した時にはすでに日は暮れて冷え込んできました。アームウォーマーとニーウォーマーを装着して茨城県に入ります。

ここからはナイトラン。走行に気を配り写真を撮る余裕もなくなりました。

救われたのはここでも背中を推してくれる追い風。

夕食を予定している【吉野家】まで「特盛or大盛り…紅生姜をどのくらいかけて食べようか…」などど考えながら快適に走ります。

吉野家神栖店

「なんだ吉野家じゃん」と思っているそこのアナタ!ここの吉野家の店員さんはサイクリストに神対応でしたよ。

「弱虫ペダルのような自転車乗るんですか?」「イッパイ食べて気をつけながら頑張ってくださいね!」と店員さんに声をかけていただいたのが嬉しくてお腹も心も温まりました。

リスタート時にダウンベストとレインウェアを羽織り、これで持ってきた防寒はフル装備。この時点で薄ら寒い…生足が出ているわけですからね…イヤな予感がします。

大洗

折り返し地点の大洗に到着。深夜0時近くともなると交通量は少なくなりますが油断大敵。

ここから霞ヶ浦を目指して南下。幸いにもここから北風に変わり背中を押してくれます…北風なので冷たい…

ほぼ街灯のない中を煌々と照らすライトを装着した自転車が連なって走ります。

Flecheの難しさ

終盤になると装備の甘さとチーム走行の難しさ、ロングライドの険しさを感じました。

低体温

他の方々は生粋のロングライダー。私のように生足を出して荷物の軽量化なんてことは考えず「装備に始まり、装備に終わる」とオーバーグローブからシューズカバーなど準備万端で、夜間の寒さでも耐えられる装備でした。

いっそのことレインウェアを一式携行していけば寒さ対策もできたな…と勉強になりました。

脚質、脚力の違い

Flecheはチーム走となるので、基本的にバラけてはいけません。ここでとても厳しいと感じたのは脚質と脚力の相性の違いと差です。

速度の差

例えば巡航速度を上げたい…逆に強度が高くて速度を下げてほしい…この差がチーム走行として強くストレスがかかるところではないでしょうか。

例えば今回の私の場合、夜間走行の際に強度を上げることができずに負荷がかからないので心拍が下がってしまい、結果体温が下がってしまうという事態がありました。装備を備えておかなかった自分が悪い…

低体温症で眠気も襲ってきて「この状態が続くとはマズい…」単独走であれば少し負荷をあげて体温を上昇させることもできるのですが、Flecheはチーム走なので連なっていなければなりません。1人だけ速度を上げるわけにはいかないのです。

心拍も落ちて寒気を感じくしゃみと鼻水が止まらなくなり風邪のような症状も感じてきました。

そこで私のとった対策はケイデンスを上げる

速度は上げられなくてもケイデンスを110〜130に保つことで心拍が上がり体温が上昇。身体が温まると自然とくしゃみがなくなり眠気も感じなくなりました。

ギアを軽くして負荷をかけずに回し続ける。巡航速度を上げずに足並みを揃えるのに有効でした。

脚質の違い

私は平地巡航よりもヒルクライムに適した脚質のように思い、登り区間に入ると体重が軽いせいか自然と前に上がっていけるような感覚があります。

これがチーム走行となるとまた難しく、後続とバラけてはならないので「頂上で待ってます!」というわけにはいかないのです。

なので登坂中に足並みを揃えるためにケイデンスを落とします。ギアを上げて重くし踏まないダンシングを続けました。速度を落として休憩しながら登れるたわけで、登坂速度を合わせることができました。

休憩ポイントの違い

トイレ休憩の際も「先で待ってるね!」ということができず、1人が立ち止まったら全員STOPとなります。「では全員同時にトイレに寄ればいいじゃん!」という声が聞こえてきそうですが、いつも全員同時に生理現象が起こるわけではありませんよね。

特に終盤はどんなにカフェインを摂取しても避けられない眠気が襲ってくる時があります。

今回の私の場合は眠気というよりもなんとも言えない気持ちの悪さ…その先にはイソギンチャクのように草が動いたり、木の枝が伸びて動いたりと不思議な現象《幻覚》が見えてきたのです。

リーダーのNさん曰く「それはかなりマズいです…その先は木がしゃべったり声が聞こえてきますからね…少し寝ましょう!」と、どうやら幻聴も聞こえてくるらしいです。

コンビニの脇で5分だけ仮眠をとり意識を回復させました。

その後のコンビニ休憩でも他の方が仮眠をとられたりと、休憩のタイミングはそれぞれで全員が合わせないといけません。

トラブルの対応

パンク修理なども全員STOPとなります。今回のチームは全員のノートラブルで無事に走り終えたのはスゴイと思います。

ゴールへ

ゴールまでのラスト25kmは休憩せずに走り切るというルールがあり、5分でも仮眠をとって回復できたことと日の出と共に気温が上昇してきたことで元気を取り戻しゴールに向かいました。

400kmオーバーのブルベでは朝焼けの幻想的な時間を味わえるのは醍醐味です。

無事にゴール地点に時間内ゴール。

改めてブルベでのチーム走行というのはソロで走るよりも格段に難易度が上がるということを知りました。

しかしソロで走るよりも何倍もの達成感を味わえます。

コースプランニングからエントリー、ゴール申請までリードしていただいたNさん、終始全体に気を配ってくださったTさん、いつも声をかけていただいたIさん、この度は頼もしいチームに参加させていただきありがとうございました。

これにて私の2024Flecheは無事に終えます。

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