坂バカ鍼灸師のQすけです。
チューブレスレディを使用するホイールの強い味方、フジチカの【ドウシル】を施工しました。
ホイールのニップル穴を塞いでリムテープの負担を軽減することができます。リムテープに穴が空きシーラント剤によるスポークの腐食を招くという被害も耳にしたことがあるので、大事なホイールの悲劇を防ぐ目的です。
ただ貼るだけなのかと思っていたら予想以上に苦戦したので奮闘記を書いておきます。
リムの洗浄、脱脂
あらかじめ貼ってあったリムテープを剥がします。
テープ残骸の粘着物がなかなかしぶとい…
歯ブラシにパーツクリーナーを噴霧してゴシゴシ。アルコールで払拭します。フック面に残ってエア漏れを招いてもイヤなので神経質くらいに掃除します。
ドウシル取り付け
型取り
0.1mmの薄い銅板なので簡単にグニャッと曲がります。
縦長の形なので縦方向には余裕があるのですが、横方向へのサイズは結構ギリギリ。あらかじめドウシルのセンターをとりリムに圧して形を作って奥と作業がしやすかったです。
この一手間が後々の作業を楽にしてくれました。
貼り付け
一枚ずつシールになっているので剥離紙を剥がせばすぐに取り付けられ…ると思っていました。
この剥離紙がなかなか剥がせず悪戦苦闘して「実はこれ剥がさずに接着剤でくっつけるんじゃなかろうか…」と思うくらいに剥がせませんでした。
剥離紙を剥がすコツ
先ほどの型取りで凹みをつけましたね。凹みが強くなるほど剥離紙が引き延ばされるのでほんの少しだけ表面が浮きます。
ここをペロッとすると簡単に剥がれます。
平面のまま剥がそうとすると難易度が高いかもしれないので、型取りで凹みを作るのは効果的でしたよ。
リムテープを巻いて完成
あとはリムテープを巻いてバルブ穴を開けて完成。
ニップル穴が凹むことなくテープの負担が少ないことがわかります。
これで安心してチューブレスを楽しむことができます。スポーク交換や振れ取り以外に外すことはありませんね。
注意点
銅害
ラテックスチューブと接触して使用する場合、銅害が起きてチューブに穴が空いてしまうそうなので必ずリムテープを巻くようにとのことです。
電食
銅とアルミは相性が悪く、アルミリムにドウシルを直接貼るとアルミが腐食してしまうそうなのでお気をつけてください。
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