オーバーホールの一環としてケーブル一式交換をしようと無事にブレーキケーブルは前後終了しました。
ケーブル式リムブレーキ車のセルフメンテナンスに楽しみを覚えてきた今日この頃。
この勢いでシフターケーブル交換も終わらせていくぞ!と調子に乗っているとやらかすことはなんとなく感じていました。
今回は交換方法ではなくトラブル対処法を書いていきます。
タイトルに書かせていただいととうり、慎重に気をつけていたつもりでしたがフレーム内蔵式のケーブルを引っこ抜きました。
ショップの店長には「くれぐれも全部引っこ抜いた状態では持って来ないでくださいね…」と念を押されていた事例です。
「よしよし、楽勝だぜ!」という具合に、いつものように古いワイヤーにガイドを通してシフター側に送っていた時のこと…
「おや…送り込むガイドが詰まるぞ?ん…ワイヤーがスルスルと軽くなったぞ?まさか…」
ガイドからワイヤーが抜けてる!
そうです…これにてフロントシフトワイヤーを通すラインは断たれた訳であります。
ここからは素人の私が頑張って修復したリカバリー方法を記していきます。
糸と掃除機を用いて復旧させた動画があったので、まずはそれにトライ。
出口が下にくるようにっフレームを逆さまにします。普段はなかなか見ないフレームの向きに見惚れている場合ではありません。
ミシン糸の場合には途中で切断したりする心配もあるので強度を増すためにデンタルフロスを用いました。
しかし糸よりもフロスのほうが重たいせいか、動画のように掃除機で吸い出そうとしても出口側から出てくる気配が全くありません。
フレーム内にはフロスを送り込んでいるはず。
そこで閃いたのは「ガイドの先にトリモチのような粘着物をつけて手繰り寄せるのはどうだろうか…」
いつも使用しているガイドの先端にテープを裏返して括りつけます。この時もフレーム内ですっぽ抜けないように注意しました。
完全に掴めなくてもフレーム出口でフロスの一部分が見えてくれれば御の字…と中に送り込みます。
釣り人のような心境でガイドを引き抜くと…
「よっしゃキター!」
もう大物を釣り上げた時のような心境です。
あとはこのガイドにフロスを通すとケーブルの通り道が完成…
これで一安心
ケーブル内蔵式フレームには様々な通し方があるかと思います。やり易い方法で良いとは思いますが、最終チェックとしてフレーム内で他ケーブルと絡まっていないかが重要となるそうです。
とくに今回のフロスや糸のように柔らかいもので導いた場合、他ケーブルに絡まって動作にてストレスがかかる場合があるとのこと。その際にはフロント、リアのシフトチェンジの時に動作がスムーズにいかない違和感が出るそうなのでよくチェックしましょう。
まず今回は自分でリカバリーできたことが大きな経験値となったことと、ショップに持って行くハメになって怒られずに済んだことがとても嬉しかったです。
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