The PEAKS:R13蓼科EAST

PEAKS奮闘記

坂バカ鍼灸師のQすけです。

さぁ、いよいよThe PEAKS:R13の幕開けです。

前日受付の様子はこちら
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4:00起床

さすが1500mの高地、エアコンがない合宿所でも夜中は掛け布団がないと寒いくらいでした。

いつもより時間こそ短いですが寝入りが良かった影響なのか、気持ちが昂っているのか睡眠不足という実感はありません。

ボディバッテリーは26から、過酷なライドの始まりです。

食堂で朝ご飯。ヴィレッジ女神湖の朝食はおにぎり弁当で塩むすびは食べ放題。この塩むすびをコンビニで見かける際にThePEAKSを思い出すのは私だけではないはず…さて今日明日で何個の塩むすびを食べるのだろう。

部屋で食べるものだと思って味噌汁を持参しましたが、パックのインスタント味噌汁は飲み放題。今日は長い1日となるのでしっかり食べておかないと。

外に出てバイクの準備。完走祈願のお守りも装着です。

いざスタート場所に向かう時刻となる出発前にハッシーさんのパンクが発覚。チューブレスタイヤのハンプがどうしても外れない事態に…相部屋の皆さん一丸となって現状を打開。ハッシーさんは変態増しエントリーなので一般よりスタートが遅かったのが不幸中の幸い。Mickeyさんが用意なさっていたスペアタイヤが救世主となり無事にスタートに間に合ったそうです。助け愛だ…

走行中の出来事ではなくて本当によかった…

幸い天気が良くて暑くも寒くもない霧のたつ女神湖を眺めながらスタート地点に向かいます。

スタート地点

最後尾スタートの予定でCrosさんと一緒に皆さんにご挨拶&お見送りをします。

ポールポジションは安定の🍋レモンさん。日の出前の寒い時間に到着されたそうな…気合いがスゴい。

お隣にはフォロワーのsaruさん。実は奈良吉野で一瞬だけ一緒に走れらせてもらったことがあり、とても速い方で(すぐに千切れた)今回やっと直接ご挨拶することができました。

シニコケさんもスタート。準備期間が少ない中でもThe PEAKSへ挑み立ち向かう姿に勇気をもらいます。

奈良吉野で同部屋だったTenguさんTaroさん、お二人ともダイヤモンドキング。貫禄のある走りでした。

細さんの極太タイヤが戦車のような音をたてながら🍉チハルさんの後方からスタート。ゴリゴリのファットバイクでロードを抜いていくのですから迫力がハンパない…

Conさんも笑顔でスタート。背中のキツネの尻尾が楽しそうに振られてましたね。

The PEKAS初参加となられるRringさん、実はピクハラで沼に引きずりこんでしまいました…グリーンのYONEXがカッコよくて会場で目立っていました。トリプル同期生のイワノリさんも貫禄のある安定のスタートです。

同じスタートの皆さま、石油王さんMickeyさんS-HGさんmaruさんhmktさん

変態増し、ど変態増しを走られる方々ですから、なんだか周囲には余裕の空気が漂っています。頑張ってついていこうものならここに帰って来れる気がしません。絶対に自分のペースで走る…と心に誓いました。

6:20スタート

さて私もスタートです。この時点では昨日の風邪っぽさもなく体調は安定していたように思います。

まず初めは1540m⤴︎1742m⤵︎1387mスズラン峠のアップダウン。

一度心拍が上がると身体の異変に気がつきました。鼻水が止まらない…

鼻をいくらかんでも止まらずに呼吸が短く浅くなってしまう。おそらく回復に向かおうとしていた風邪の症状がぶり返したのだと思います。血行促進作用でウィルスを退治してくれないかな…なんて浅はかな希望を抱きますが瞬時に治るわけがないですよね。

しかし今のところは脚が回り楽しく登れています。

麦草峠に入り1387m⤴︎2127mまで上昇。メルヘン街道です。

同じことを考える方が多いと思いですよね。はい「これのどこがメルヘンやねん!」と思ってしまう長さ。

どなたかが素で「メンヘラ街道」と言い間違えていましたが、あながち間違いでもなく私の体調もありますが自転車乗りには気を病むくらいの長さだったようにも思えます。

路面はそこまで荒れてなくコンディションが良ければ楽しく走れるコースだったかもしれません。

ここで楽しそうに話されているお2人をパスしようとしたところ、見覚えのあるTREKのバイク…ん?「楊貴妃さん?」

普段見ないお団子のジャージだったので気がつきませんでした。

ここで一緒に楽しく話されていた方に驚き。見覚えのあるBOMAで気がつきました、以前600ブルベでご一緒したナマコさんだ!

ピクハラで今回初参加。ご一緒できて嬉しかったです♪

2127mまで登ったら6kmのダウンヒル。

Patoさんが止まってルートを確認なさっていて、「あ、変態増しコースを確認しているのだろうな…」と思っていましたが、どうやらST1のルート確認。たしかにもしかして道を間違っていない…?と思うくらい長いダウンヒルでした。

これを登り返すのね…と覚悟してST1に到着です。

ST1到着

豚汁、おにぎり、オレンジを補給。

たくさんオレンジを切り刻んでくれているみっちーさん発見‼︎

お忙しい中ありがとうございました。

「まだ生きているうちにw」と、stemdesighコンビとしてアンバサダーの自転車好きメガネさんと一緒に写真を撮っていただきました。

METHIカレーは現在仕込み中。YUIさんに必ず帰ってくると約束してST2へと向かいます。

リスタート前に一枚。ここから見れる景色も素晴らしい。

ST2へ

リスタートして昨日の作戦会議にあがった選択肢。

「日本一近道」分岐点。

看板のこの部分で日本一近道

このルートのほうが走りやすいのでは?という運営側への質問に対して「あくまで自己責任で」という回答とのこと。近道かどうかはわからないけども白樺群生地の中を走ってみたいという気持ちから、往路はこのコースで復路が正規コースを選択することにしました。

往路の最中に登り返してくる方も何名かいらっしゃいましたが、私の実感では道のキレイさと走りやすさはありますが登っている最中に距離的な違いはあまりわからず、正規コースのほうが良い景色もあったので結果どちらでも楽しめました。

ST2でチェックをしてすぐリスタート。

ここでRringさんと談話クライム。新車のセッティングが完全ではないようでチェーン落ちがあり不安そうでしたがSRブルベスターの走りはとても力強く淡々と一定のペースで登られており、頑張って途中までついていきますがパワーの出ない私は千切れ太郎。

ここから明らかにパワーが出ないことを実感します。

おそらくコロナでのダメージと復調できず練習不足の影響…

前回の赤城2では今回と同じ28Tの軽量バイク、言わば【頑張って登りを楽しむ号】を選択して8〜10%でもクルクル回して登れていましたが、今回は同じような負荷がかかるとパワーを維持できず回すこともできない…

つまり10%前後の勾配に差しかかると踏まないダンシングでクリアしていくことになるのでスピードが上がらない…つまり登りが楽しめない状態

「もう一台の32Tで【ラクに走れる号】を選択しておけばもう少し違ったかもしれない…」

しかし「たられば」なんてことを考えても後の祭り。

進むしかないのである。

今回も必殺「撮影de休憩」が冴えわたります。

AS2

10:05ゴール‼︎ではない(笑)

スゴい勢いでアッという間に減ってる

もはやゴールと言ってもいいんじゃないかという最重要目的のMETHIカレー。

いつものThe PEAKSカレーとはまた違って食欲がそそられるスパイスフルでチキンもふんだんに入っています。

2杯目はルーだけおかわりして飲み干しました。カレーは飲み物ですね。ボトルにも入れたいくらい美味い‼︎

あくまで個人的な感想ですがMETHIのカレーはふとした時にスパイスの余韻が蘇るのが心地良くて、この日もライド中のツラい中で爽やかなスパイスが香り復活できました。

翌日はど変態増しを走られるご予定なのにYUIさんありがとうございました‼︎そして美味しいカレーをご馳走様でした‼︎

スタート地点に戻るためメンヘ、いやメルヘン街道を登り返し最高地点に到達。

再び長いダウンヒルが始まるので寒さ対策としてウィンブレを装着。この辺りで追い越されたイワノリさんの背中についていました。ダウンヒルのラインどりが安定してて速かったなぁ。

さてここで2回目の分岐点、蓼科ヴィレッジ交差点とでも言いましょうか。

当初運営がひいたAコースとこのマップ上に書かれたBコース。

イケヒロさんが言うにはBコースは「グッと下りて100mほどガツンと登る」らしいのです。

ここも「どっちを選んでもいい」という運営の回答でした。なんだか試されている気がしてしまう天邪鬼な私は往路はAコースで進み、復路はBコースという選択をしました。ここでイワノリさんと離脱。

まさしく言われたとうりガツンっと登りましたね。登り切ってコースが合流する前にイワノリさんが先に行くのが見えてCrosさんにもここで抜かされます。

スズラン峠の登坂終盤14%の直登途中でGarmin先生のクライムプロが『クライム終了』となり「コイツ…もぅ電源を切ってしまおうか💢」という気になったことを覚えています。

後半戦前に心が折れてスズラン峠の登坂が終わる頃、後ろに張り付くプレッシャー…楊貴妃さんだ。

楽しく会話できるバディと話せて意識が戻り救われました。

スタート地点にてチェック

ST3に向かう前にここでパチンっとチェックが必要です。

風邪っぽさもあり意識が朦朧とする…あぁ…なんだか出発前にみたmaruさんの顔が見える…

「え?マボロシじゃない?」

開始早々メカトラがあったとのことで無念のDNFだったそうなのです…メカトラは悔しすぎる…

走れるオイラがへこたれてどうする‼︎よし‼︎目を覚まして後半戦だ‼︎

今回初導入のカフェインサプリ

カフェインの力を借りて覚醒です。

2粒あたり100mgとありますがスッカリ勘違い…裏面に書かれている表記で含有量を1粒10mgと思い込んでいて5粒をパクっと流し込みます。

わだっち(旧なっぷる)さんが「眠い…」としきりに呟いていたので5粒プレゼント。

悪影響のない成人1人1日のカフェイン摂取上限量と言われているのは400mg。

5粒だと250mgを摂ることになりますね。本人は50mgと勘違いしているのが怖い…

ST3大河原峠へ

上から見渡す女神湖も綺麗でした。

大河原峠へのヒルクライムでは楊貴妃さんと談話クライム。

X(旧Twitter)でやりとりしていて直接じっくりと話たいと思っていた積もる話

  1. 防げ‼︎親知らずの悲劇
  2. 優秀なパスタマシーンは美味い
  3. 負けたらアナタも佐藤‼︎あかおにさんとのリアル鬼ごっこ

の3本だてだったと思います。ありがとうございました‼︎

談笑していたらアッという間に大河原峠をクリア。

カフェインの効果は大きくスッキリと目が覚めました。後ろから追い上げてきたわだっちさん「バッチリ目が覚めました‼︎」とのこと。

1日分のカフェインを一気に摂取しましたからね。それはもぅバリバリに効くはずですゎ‼︎

ST4三笹湖

2,082m⤵︎1007m、およそ17kmという長いダウンヒル…

先頭集団の黄色い閃光レモンさんが登り返してくるタイミングで、おおよその折り返し位置を予想していたのですが…なかなか現れない…

黄色い姫が来た‼︎折り返しまでもう少しだ。

輪友方が登り返してスライドする際に声を掛けて笑顔を見れると登りかえす勇気と元気を分けてもらえる気がするのはThe PEAKSマジックですね。

恐ろしいことに三笹湖に到着してリスタートした記憶がなんだか朧げ…チェックだけして早々に登り返し始めたことは覚えています。

トリプルクラウンジャージが似合ってました🍉さん

トリプル同期生の🍉チハルさんと「長いねぇ…」なんて話しながら登りますが、「おや?お腹が減ったのか?」毎度お馴染みアイツがやってくる気配を感じました…ハンガーノックです。

エイドごとに食べていたはずですが、相変わらずの燃費の悪さ。

まだ先は長いので日陰に入ってエネモチをモグモグしながら輪友を応援。

変態増しの美辞麗句さんもゴリゴリ登られていく写真を収めてリスタート。

「よし‼︎アンテナだ‼︎」

これが見えたら大河原峠まであと半分をきっている…と思う。

JAXAの宇宙探査用地球局だそうです

大タレしながらも無事に大河原峠に戻りヒルクライム終了。

エイドには全ての補給食がなくなっており、ハンガーノックでピンチの方に持っていた補給食を渡せましたが無事に下山できていたら幸いです。

あとはダウンヒルだけで時間にも余裕があるし美辞麗句さんと写真を撮ったりCrosさん達と降りてゴールで感動を分かち合おうかと待っていたその時…パンダさんにまくられました。

一般でエントリーした友人は全員仕留める‼︎と🐼

見事に仕留められました(笑)

美辞麗句さんも追いかけるように出発されたので私もリスタート。

ひたすら下るのみですが路面も荒れて対向車もくるので最後まで気は抜けません。

パンダさん美辞麗句さんも時間をおされているわけではないのでギリギリを攻めていないのでしょうけどもダウンヒルもチョー速い。

私も何人もパスしましたがアッという間にお2人の背中が見えなくなりました。

ゴール

17:20がリミットだったので40分残しくらいでしょうか。

毎回ゴール後にタオルをかけてもらえると今回のライドに限らず日頃の頑張りが報われたように感じてしまうのは私だけではないはず。

ゴール後にもMETHIカレーが心身に沁みる…至福でした。タンパク質補給もありこれもリカバリーにつながるはず。

YUIさん本当にありがとう

同期生で記念撮影。

今回で四つめのタイトル同期生

ゴール後に何年も前からSTRAVAで励まし合っていたTomさんKonishiさんに直接ご挨拶することができました。Konishiさんとは近所なのですがまさかThe PEAKSで初対面となるとは(笑)

ここで正直に申し上げます。

この度ピクハラで楽しい地獄へ巻き込んでしまった方々がおり大変申し訳ありませんでした。

しかしこの記事でもたくさんの仲良しさん方を登場させていただいたのですが、全てThe PEAKSでご縁をいただいた素晴らしい輪友の方々です。

立ち向かう参加者全てにドラマがあり、いわば参加者全員優勝の雰囲気は他にはない地獄のお祭りのようなイベントで今回ご一緒させていただきとても嬉しかったです。

今後もピクハラになってしまうかもしれませんが仲良しさん方と楽しいことは広めたい。

終わりのようなことを書いておりますが今回はThe PEAKS前代未聞の2日連続開催。明日はどんな体調で朝を迎え、どんなライドになるのか…1分1秒でも無駄にはできず少しでもリカバリーできるように回復に全振りすることを考えながらホテルに戻ります。

明日のために余力を残せたかと言われると正直自信が全くありません。

ホテルまでの帰路にてお尻が痛くてサドルに座れずダンシング縛り。擦過傷ではなく筋肉痛的な痛みはここ最近でこれだけ負荷をかけていなかった証拠ですね。

さて明日はどんなドラマが待っているのか…

続く

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