坂バカ鍼灸師のQすけです。
Roubaixで使用しているキシリウム・プロ・ディスクです。
インスタントドライブ360という方式のハブを使用しており、メンテナンスしやすいと評判でもあります。以前リムブレーキのキシリウム・プロでメンテナンスしていましたがスムーズにできていた記憶があります。
1000Km〜3000kmでメンテナンス推奨とありますが、2000Kmの差って大きいですよね?
おそらくこれは雨天走行などを加味した距離数だと思います。
メンテナンスが簡単に行える分、密閉度が甘く水の侵入を許しやすい…という意見があります。
そんなことを忘れていた私は「ラチェット音も大きく感じてきたしそろそろ3000Kmか…」などという緩い考えでグリスアップをすることにしました。この考えが甘かった…
専用グリス
メーカー推奨のグリスが発売されています。
1.5g包装でこのお値段…
「このグリスじゃなければアカンのかいな…」
メーカー曰く、コレでないとダメらしいです。
1.5gという量ですが、上手に塗らないと足りなくなりそうにも思えますよね。こぼしたりしなければ十分な量なので安心してください。
塗布しやすいように端っこを細く切り口を入れると使いやすいです。
ハブの分解、洗浄
特にネジもなくラチェットを掴んで引き抜けば分解できる…はずなのですが、いくら引っ張ってもびくともせず様子がおかしい…
こ、固着して…はずれませぬ…
スプロケをはめた状態で内側からゴムハンマーで叩くという方法もありましたが、ついでにスプロケ洗浄をしようと外してしまったのと、スプロケが曲がってしまう不安もあったので却下。
ハブの部分にタオルを巻いて優しくハンマーでこずく…と少し動いた気がしてココでズボっと引き抜けました。
シャフト部分が…錆びてます…
思えばThe PEAKS奈良吉野、400Kmブルベ、600Kmブルベと全て強雨の中を走ってました。
「雨に弱いハブ」と言われていたのに3000kmもっと前…雨天走行が終わった時点でメンテナンスしておかなければいけなかったのでしょう。
このまま放置していたらさらに錆による固着が強くなって悲劇となっていたところかもしれません。
ハブを外すとスプリング、ラチェットギアが2枚、ゴムの順番で分解ができます。本当ならシーリングのゴムも外れるのですが、この日は外さず清掃だけしました。
グリスアップの前に古い汚れの除去が大事です。
外したスプリング、ギア2枚、ゴムはパーツクリーナーで洗浄。
ハブやシャフト部分はパッキンやシーリングに影響が出るのを避けるために綿棒やペーパーにパーツクリーナーを塗布して洗浄していきます。
グリスの塗布
分解したパーツ、内部全てにまんべんなく塗布していきます。
忘れやすいのはギアのサイド。スプリングやゴム、シャフト部分にも防錆対策に必要ですね。余ったグリスはギア部分に塗布するとラチェットが働いた時に内部で馴染むのではないかと思います。
組み立て
内側から
- シーリングゴム
- ゴム
- ギア
- ギア
- スプリング
- ハブ
- キャップ
の順番です。
スプロケを装着してホイールを空転させると、明らかにラチェット音の「ギィーーー」というカドがとれたように「ンギュィーーーン」というID360独特の音が戻りました。心なしか空転がスムーズに感じます。
やはりメンテナンス大事です。
特にID360は雨天走行後のグリスアップは意識しておこなったほうが良いかもしれませんね。
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