知らない道はSPDシューズが安心

坂に会いにいく

坂バカ鍼灸師のQすけです。

先日は東西からThe PEAKSでつながる輪友方が高尾にある和菓子の老舗【萬盛堂】へと集まると聞いて参加させていただいたのでした。

静岡から自走の方々や車載して埼玉からのグループ。私は東京を抜けるために単身輪行ということになったのです。

5:00前の始発戦闘車両に乗り込み読書と居眠りタイム。始発と言っても座席が埋まるくらいの人々が乗り込んでくることには驚きました。

端っこに置いてあるバイクを気に掛ける以外はストレスフリーの輪行時間はとても気楽でいいですね。

乗り継ぎ駅でサンドイッチと飲み物を摂って、下車後にすぐスタートできるように準備してました。なぜなら【萬盛堂】には11:00集合予定ですが、西東京の方々が走られている『和田峠』を味わってから高尾に向かおうと考えていたのです。

7:45武蔵五日駅下車で奥多摩周遊道路に向かう分岐を曲がり、5つほどヒルクライムをクリアして11:00前に【萬盛堂】へ到着予定。

garminconnectより
garminconnectより

コースプロフィールは距離57km獲得標高1200m。

巡航速度19kmで3時間あればパンクなど1トラブルを考慮しても間に合うと考えて、武蔵五日駅下車後すぐさま輪行解除。8:00前にスタートできたのは余裕がもてました。

今回はスタート地点に戻らないので輪行の荷物はフレームバッグに詰め込めるよう最小限に抑えられるようにSPDシューズで移動します。

「現地集合後は走らずにすぐに解散」と聞いていたので頑張ってついていくための走りメインではなく大丈夫…ということでSPDーslを選択しませんでした。

やはり奥多摩は走りやすく自然豊かで気持ち良いです。緩やかに上りつづけて峠をいくつかクリアしていきます。

何本かヒルクライムをこなしていると「そろそろ和田峠だろう…」と14%越えの坂道がボンボン現れます。

さすが奥多摩!ハードな斜度にシバかれながらどんどん自然の中へと誘われ林道の中を進んでいきます。

「おお…ガードレールがなく断崖絶壁だ…」湧水が流れコンクリート道路に苔が生え、落ち葉や枝が散乱している激坂区間に…これが和田峠につながる道…なのか?

苔の生えてなく落ち葉のない路面を探しながら登りをクリア!というところでダウンヒル開始。

「え…ちょっと待って…」同じような路面、かつ陽の当たらない斜面の14%ダウンヒルが始まろうとしています。

バイクに跨ろうものなら滑って落車のイメージしかない斜度と路面、その先にはガードレールのない断崖絶壁。

前後のブレーキをかけつつ斜めに滑らせて押し歩いて下りました。ここで今回のタイトル回収『知らない道はSPDが安心』です。

もしクリート剥き出しのSPDーslシューズだった場合には足すらつけなかったかもしれないので接地できるSPDシューズで九死に一生を得た気分。

それでも足も滑らせながらの歩きです。

地元の輪友に話を聞くところによると、どうやらここは【倉子峠】という場所で、先日の台風19号で崩落した地域が近かったそうな。

頑張って走る時間が長いわけでもない場合、見知らぬ道を走る際にはペダルとのホールド感は少ないけどもSPDシューズがとても頼もしい存在となることを再認識。

生きた心地のしなかった倉子峠をクリアした後に現れた【和田峠】はとても走りやすく快適に楽しめました。

和田峠が陣場山にあるということを初めて知りました
よくSNSで見かける石碑で1枚

この日も頂上の休憩場所には10名ほどのローディの方々が休まれていらっしゃいましたね。

無事にかねてより訪れたかった【萬盛堂】へ時間内に到着もできて輪友の皆さんにもお会いできスリリングかつエンジョイできた1日となりました。

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