坂バカ鍼灸師のQすけです。1日目の記事はコチラから。
2日目の朝。昨日は沼田健康ランドのお風呂で温まりオススメの醤油ラーメンと焼きサバ定食(写真忘れ)でお腹いっぱい栄養補給ができたおかげかコンディションが仕上がっているとGarmin先生から嬉しい報告あり。(ホンマカイナ)
蓼科2Daysの時と同じく足取りが軽いわけではありませんが、疲労感はそこまで感じず2日目に立ち向かうことができました。
100%雨の予報でしたが幸いスタートから昼まではなんとか降らない様子。
4:30沼田健康ランドを出発。2日間お世話になりました。
2日目のスタート地点はみなかみ水紀行館。ボケボケしてナビ任せにしたら高速にのせられて焦りましたが、実は結構な距離があって時間ピッタリに到着。ありがとうナビ。
ピーキングといってもボディバッテリーは38…というか昨日の今日で38あるのスゴい!The PEAKSだったら10とかだったと思う。
2日目のスタート前。気がついたらにんにんさんの隣!思わず「フジヒル、プラチナ獲得おめでとうございます!」と少しだけ会話できたのが嬉しかった♪
The PEAKS仲間のもりやさん。前方集団、妖怪大戦争枠の速い方です。ポンプを貸していただいたり元気を分けてもらったりとありがとうございました。
スタート
2日目は際立って大きな登坂はなくノコギリのように細かいアップダウンをひたすら繰り返していくコースレイアウトです。初日と比べてシューズのキツさは少しごまかしながら登れそうなのは救われます。
最初の目安は群馬サイクルセンター。まぁ案の定2日目も先頭は速い…なんでもバチバチにやり合っていたという話も聞きますが最後尾は平和です。
あれ…私が最後尾のはずなのに完走請負人(?)の篠さんは今日も見当たりませんねw
「自転車乗りの言うことは信じてはいけない…」と改めて心に誓った日でもあります。
マイペースで走ってましたが①早朝の時間帯…②熊注意の看板…③ブリーフィングで言われてた出没注意…④けっこう落ちている新鮮そうなフン…
独りになると増してくる熊と遭遇の恐怖感が半端なかったです。
なので群馬サイクルセンターを過ぎて人里の辺りまでは頑張って集団に追いつきました。
民家と車の交通量が増えてきたところからタレて再びボッチ走。石神峠を登坂中にスタッフの方が撮ってくださった一枚。
晴天であればバックに谷川岳が映える場所だったそうですが、しっかりと雲が立ち込めてしまって残念。でも降らないだけでもラッキーです。
たんばらラベンダーパーク
一度左折して玉原ダムの方面へ。この時ルートを見失って十字路をあっちこっちと行き来しましたが無事に登坂開始。
ここが長かった…中腹くらいで折り返しの先頭集団とスライド。
ワンボトルだったので補給食とともになくなり襲ってくる空腹感…ピークでエイドがあるかと勘違いしてましたがエイドがあるのは次の21世紀の森、そう知った時は膝から崩れ落ちるかと思いました…
ふもとに自動販売機を見かけたので給水してエイドまで持ちこたえます。
21世紀の森〜片品村
皆さんが口を揃えてキツいと言っていた「21世紀の森」平均勾配10%が続く区間。
実際に体感をして身をもって知りました。
「まだ続くのコレ⁉︎」
前方に最強ヒルクライマーさんが登っているのが見える。しきりに喋りながら登る方だな…と思っていたら動画を撮影しながら走られていたそうです。
最強さんの10000up youtube動画を貼ります。とても面白いので是非ご覧ください。私は43:30あたり、ここ21世紀の森で登場させていただいております。
スタッフの方が見えた!と思ったら「もうちょっと先で〜す!」というフェイント。
疲れたというよりもお腹が減った。ハンガーノック気味でなんとかエイド到着。塩おにぎりときゅうりの漬物が沁みる。
このエイドでは終始タオルをあおいで風を送ってくださったりもして激坂を登った疲れを忘れてしまう嬉しさでした。
後続の何名かとスライドしながらダウンヒル。背嶺峠を登って片品村を抜けてコンビニ到着!前日からムショーに食べたかったビリヤニに出会えて心身とも回復。
ここでじーにょさんと世間話になり、どうやら輪友つながりで近い存在だったことが判明。世間は狭い。
予報どうり雨が降り始めましたが満腹感から「ふっ雨?かかってこい!」なんて調子に乗ってましたが後になって謝ります。
この辺りの大きな橋はインパクトがあります。お昼時に流れた放送は「♪夏が来れば思い出す〜、遥かな尾瀬〜」の【夏の思い出】だったような記憶があります。ということで尾瀬が近い。
尾瀬大清水
大清水に行って来いの区間は森林浴ライド。沢の辺りを走る時なんて寒いくらいだけどまだレインウェアを羽織るほどではない。と思いきや折り返し地点に向かうにつれて雨足が強くなりいつ着ようかと悩みました。
国立公園尾瀬に到着。スタッフの方がチェックするのかと思いきやGPS信号で判断するらしく、雨宿りしているたくさんのハイカーの方々に「よく雨の中走るよなぁ…」と言わんばかりの視線を感じる中レインウェアを羽織って折り返し。
エイドステーションに到着する頃には土砂降り。テントも設営してくださってホント有難い。万里姫ざる豆腐が強烈に美味かったです!
坤六峠
本日のボスとも言うべき坤六峠に向けて気合を入れます。なんといっても本降りの雨ですから。サポートカーに預けてあった、もしもの時のレインウェア、ズボンやシューズカバーで全身フル装備。清掃員のようなスタイルで挑みます。
話を聞くと5名ほどいたように思えた後続は全員DNF。リタイヤをされたそうで、この時点できゅうりを齧っていた私が最後尾。この天候の中でもエイドを設営してくださった方やサポートしてくれているスタッフの方々へ感謝も込めて「何が何でもゴールしてきます!」と宣言して坤六峠へリスタートしました。
登り終えたかな…と思ったらまだ続くヒルクライム…ここも長かったですね…
晴れていれば良い景色が拝めそうなはずですが、このところの私は絶景ポイントを走っているはずなのにこんな天候が多いな…とThe PEAKSのUFOラインを思い出しながら写真を撮ってました。
登りも長かったけどダウンヒルは更に長い。おまけに普段では絶対に乗らないであろう大雨…沢の脇を降っていくのですが路面が荒れていて寒いわ怖いわで…
長いダウンヒルも終わってトンネルで休憩。この辺りからGarminのナビが藤原ダム湖の中を走っているように表示され始めました。タッチスクリーンも雨のせいかうまく反応してくれません。
とりあえず道なりに進むルートだったような記憶があるので不安ながらも進みます。
丸須まんじゅうの優しい甘さが冷えた体に沁みました。
藤原ダムを越えた辺りでサポートカーが停まってくれている!
スタッフの方が労ってクリームパンとホットカフェオレを差し入れてくれました!
「温かいものが飲みたいだろうな…と思ってたんですよ。」って人の優しさが温かい…アリガトウゴザイマシタ
谷川岳〜ゴール
最後のヒルクライム。雨のせいか車やハイカーが少なかったです。じーにょさんが「一の倉沢は観光ヒルクライムですよ♪」と言っていた気がしますが信じてはいけません。シッカリ登りました。
折り返してくる方々とスライドしながら終始土砂降りの中を登ります。とここでフル充電したはずのデイライトが消灯していることに気がつきます。
まさかの充電切れかとサポートカーに充電を依頼をするも、どうやら端子部分から浸水してしまったようでどうにもならないようです。
後日確認するとシッカリ浸水してます。
メインライトも残りわずかでゴールまで保つかドキドキしながら登坂を終えてダウンヒル。
バチバチ降られながらも全身フルレインウェアでの雨を楽しむくらいの気分でゴール。
最後尾だったので正真正銘のフィニッシャーとして締めくくりました。
すでに運営の撤収作業が始まっておりレインウェアを脱いで記念撮影して完走証とお土産をいただきました。足切りの30分前でしたが例年と比べて早い時間に撤収とのことでしたので無事にゴールができたことだし良しとできそうです。
帰り際の篠さんに「全っ然、最後尾にいないじゃないですかw」とツッこんだら苦笑いして誤魔化されました。
とにもかくにも目標としていたツール・ド10000upを完走できました。これで胸を張って【坂バカ鍼灸師】を名乗ることができそうです。
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