坂バカ鍼灸師のQすけです。
グラベルキングのチューブレス化奮闘記も四日目、いよいよ大詰めを迎えました。
凍結の心配や寒さへ立ち向かう根性がない今の季節でユックリと作業を進めています。
前回までのあらすじはコチラ
チューブを入れて片側のビードが上がり、ビードワックスもシーラントも充填して準備万端です。
ポチッとしたタイヤブースター(エアタンク)も到着しました。
フロアポンプでこのタンク内に空気を充填して、バルブを解放することで勢いよく高圧の空気を持続的にタイヤに入れ続けるというコンプレッサーのような代物です。
余談ですが、先日フロアポンプが逝かれた際に「Co2インフレーターでは上がらんのか?」と思い挑戦しました。
Co2インフレーターを使ったことのある方ならお分かりかと思いますがまず上がりません。
勢いも空気量も足りなくボンベを一本無駄にするだけなので頭の良い方はやめておきましょう。
やってみないと理解しない私は使用方法と効果の良い勉強になりました。
さて、フロアポンプの壊れている私は携行ポンプでタイヤブースターに充填開始
タイヤの規定値以上は充填しないようにという説明書きだったので初回は6Barほど充填。
バルブを解放させてバシューっと一気に空気が入るとバチンッと一発でビードが上がりました。
ウソ…こんなに簡単に上がるの?と感動です。
じゃ、もう一本もどれどれと…
パシューーー…て漏れてダメやん…
携行ポンプでは7Barくらいが限界で何度か挑戦しましたが上がりません。
なのでフロアポンプを用意してMAX11Barでリトライ!タイヤに全ての空気量が入るわけではなく、上がった際にバルブを閉じれば問題ないしビードを上げるためには圧と持続時間が必要です。
バチッバチッと小気味良い音と共にビードが上がりました。
タイヤブースターはバルブコアを外して装着するので、バルブを挿してフロアポンプで充填していきますが、一本はエア漏れが強くすぐに抜けてしまいます。
「やはりショップ行きか…」と頭をよぎりましたが、シーラントは入れてある。
持続的に圧を送り続ければエアが漏れている場所からシーラントが固まって埋めてくれるのでは?という答えにつながり再びタイヤブースター装着。
今回はバルブを解放しつつタイヤ規定値内の圧を送り続ける作戦。
ジュクジュクとエア漏れの部分からシーラントが滲んできます。
これじゃ空気入らんわ…一定の空気圧をかけ続けることで漏れは防げて作戦成功!
某大手ショップに預かりで相談したところ①リムテープ貼付け¥3000②チューブレスバルブ交換¥2000を勧められたのですが本当に必要だったかどうかは自分で作業をすることで納得できました。
【技術で対応】するのではなく【道具を買ってもらう】ことが商売なので会社に雇われている店員さんでは当然の対応だと思いますが、技術職のプロであればどういう手段と対応策があるのかご教示してほしいところが心境にあります。
とりあえず今回のチューブレス奮闘記グラベルキングは無事ここで幕を閉じます。
感想として前回のタイヤよりもビードが上がりにくい印象がとてもありますが、チューブドで片側を嵌める作業やタイヤブースターの使用でビード上げは可能でした。これでチューブレスタイヤを使い続ける自信と経験値を得られることができました。
明らかに前回のタイヤよりも軽く、エッジがないので転がる予感。柔らかいチューブレスタイヤの乗り心地が楽しみです。
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