坂バカ鍼灸師を目指すQすけです。
先日、富士ヒルクライムレースが開催されました。
感染症対策で大規模イベント開催が悩まれる中、さまざまな感情を沸き立たせてくれた開催運営に関わるスタッフ皆様方の御尽力に感謝しかありません。
私は今回エントリーしたわけではありませんが、開催していただいて有難うございました。
さて、クライマーとは
自転車競技のロードレースにおけるクライマー (英: climber) は、坂を上ることを得意とするタイプの選手。(Wikipedia抜粋)
自転車仲間の方から「登り速いねー。」と褒められて自分はクライマーだと思っていました。
今の時代、SNS情報から皆様のレース結果タイムを知ることができます。
「やった!目標タイムを達成できた!」
「いや…〇〇分だったけど目標には届かなかった…」
など様々な感情が渦巻く投稿を見ました。
そこで思ったこと、
皆さん、スゲー速い…
多少なりとも登ることに自信があったように思っていた私ですが、そのタイムには到底及ばない…と勝手に意気消沈していました。
勝手に「オイラはクライマーだぜ」なんて思ってたのに全く歯がたたん。
出走もしていないのに(笑
はい、そのとうり!
競って悔しがっていいのは、日頃鍛錬している方ではないでしょうか。
要するに、リングに上がってもいないのに試合に負けた気になっている。
まぁ自己満足はなはだしい。
記録が伸びている背景には、それだけ練習に費やしている気持ちと時間があるはずです。
私が日常それだけ費やしているかと考えると、張り合っては失礼かとも思います。
ではクライマーではないのか…
皆さんの考えは諸説あるでしょうが、私がたどり着いた答えは「自分が思えばそれで良し!」
なぜなら
- 私はプロではない!
- 速くなくても登るのが好き
- 人と競いたいわけではない
私はプロではない!
プロフェッショナルとなれば生業として日々鍛錬をしなければなりませんよね。
当然、自分を磨き続けていくことが仕事となり、レースで結果を出すことが報酬となります。
その領域を自分が目指しているのか…と考えるとそうではありません。
速くなくても登るのが好き
私は登っている最中は何も考えていません。
ただどうやって安全に目の前の坂をクリアするのか。ということを考えています。
無心で登った先に開けた雄大な景色、それを見た時の達成感が好きなのです。
頭も身体も空っぽになった後に入ってくる自然の雄大さと美味しいご飯、コレは格別です。
人と競いたいわけではない
「あの人に負けたくない。」「誰よりも速く。」その気持ちは練習の糧になりますよね。
しかし私が自転車を始めたキッカケは「自分に負けないように。」で、他人が基準ではなかったことを思い出しました。
楽しんで登る
要するに、つべこべ考えずに登ればエエじゃない。
競いたかったら競えばエエじゃない。
去年の自分より速くなりたかったら、去年の自分よりも練習すればいいじゃないか。
結局は好きでヤレるかどうか。
私は人と比べて速くなくても、登った先の楽しみが好きなのであります。
生業とするプロレーサーではなく、趣味で楽しむホビーレーサーなのですから。
結果、私はクライマーで良し!と自問自答をしています。
こんな内容って自転車に限られることだけではない気もしませんか。
こんな問いかけに気づかせてくれる自転車がやはり好きです。
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