2020.10.4(日)家族から放牧許可がおりたので自転車仲間のNさんに御一緒していただきカスイチ(霞ヶ浦一周)ライドに挑戦しました!
ずーっと気になっていたコースの一つなのですが、なかなか挑むことができず…
なにせド平坦!ずーっと先まで景色が変わらず見渡せる区間もあるようなストレート…
九十九折の坂にドキドキする私には少し苦手なコースです。
遮蔽物がなく「つくばおろし」という筑波山からの風が吹き降ろす風の影響が大きいという噂を先輩皆様から耳にしており、私の大の苦手なコースなのでしたが、コレを克服できたらばまた一つ何か自分の中で変われるのでは…と思いトライしました。
サイクルボール:カスイチ
【サイクルボール】全国7ヶ所のコースを周りチェックポイントを通過してゴールを達成すると抽選にエントリーでき、カーボンホイールなど豪華商品が当選する!という企画もあり、有名なYouTuberの方々もチャレンジしている情報も耳にするので俄然興味を惹かれておりました。
しかし走り始めて気がつきましたが霞ヶ浦沿いに設けられた走りやすいコースとは少し異なり、一般道にルートを引かれて、要所要所を巡るサイクルボールのコースとは違って、今回は純粋に個人的に走りやすい道を友人にトレースしていただき純粋にライドを楽しみました。
いやぁ〜、しかし霞ヶ浦は大きい!
「コレが海だよ。」と教えられて、しばらく大きくなるまで気づかないのでは…?
砂浜に波もチャプチャプしてますし、大きい魚もいますし、漁船もありますし…コレはもぅ海ですよ。という位のスケールの大さでした。
今週はバイクキャンプというイベントが開かれており霞ヶ浦湖畔でキャンプサイトを設けることができるという贅沢な環境でした。
前日からテントで自転車を眺めながらキャンプファイヤーを囲み、かすみキッチンにてシャワーも使え、霞ヶ浦沿いを自転車で楽しめるなんて羨ましすぎます。
このキャンプイベントにも有名なYouTuberの方々の参加があり、Twitter上でも盛り上がっていますね。
予科練記念館
走り進めていると、他のサイクリストの方々から聞いていた予科練記念館にたどり着きました。
予科練とは「海軍飛行予科練習部」の略称で、大戦中に若い時から飛行や通信機器などの基礎訓練を行なって優秀な搭乗員を育てる予科練教育が行われていました。
茨城県阿見町にはこの予科練について歴史的な資料や展示物、人間魚雷であった「回天」や「零戦」が設けられており、命の尊さや今ある平和がとても貴重であると考えることができる施設があります。
思わず手を合わせたくなる気持ちです。
しをみ食堂
今回の130kmライドでのちょうど中間付近にある、霞ヶ浦近辺で有名な食堂「しをみ食堂」さん。ここを昼食ポイントに考えて一生懸命に走ります。
知る人ぞ知る【デカ盛り】の店で有名なようです。
同じ方向に向かって走っていると「この人たちも同じ目的地に向かうのではないか?」と思ってしまうことはありませんか?
しかもこの日はサイクルボール実施日、なかなかの数のサイクリストが走っており途中のセブンイレブンなどロードバイクで埋め尽くされているほど…
「この方たちも、しをみ食堂を目指していたら…」
もし先に到着されると後に並んで待たなければなりません…
お昼が終わってしまう可能性だって…と考えると先に到着しないわけにはいきません!
さてここから食堂までは頑張ります!お昼ご飯がかかってますからね!
目の前に人が見えたら目標にして、なんだかんだパスして先に先に進みます!
もはや頭の中はデカ盛りのカツカレーしかありません。
無事にしをみ食堂さんに到着。この時点でも私たちの前に3組待ち、お店の中は満席でサイクリストの方々も多くいらっしゃいました。
空腹で倒れる前にすんなりと中に通された瞬間に、追い抜いてきた後続集団が到着。
やはり同じく、しをみ食堂さんを目指していました。頑張るときに頑張っておいて正解でした!
どーーーーん!っとカツカレーです。
噂に聞くデカ盛り具合。標高は低いですが霞ヶ浦の如く横にはみ出さんばかりの大きさです。
添えられている乳酸飲料と比べると大きさがわかるかと思います。
ガス欠の私にはこのくらいの量がちょうど!いただきます!
しをみ食堂さんについては、オススメのお店にて詳しく書きたいと思いますので、どうぞご覧ください。
残り半分がキツい!
さて燃料も満タンのことで、リスタートです。
おや…やばい…前傾姿勢が苦しい…しかも重い…お腹?身体?脚…
速度が全く上がりません。平均20kmくらい…しかもスゴく眠い。
いやいや待て待て。残り半分ってことはちょうど折り返し、対岸ってことです。
「まずはお腹の燃料を消費するのだ!」ということでケイデンス重視。
ケイデンス90〜100を維持しながら進んでいきます。途中お腹と身体が軽くなってきたところで、行方観光物産館がある道の駅たまつくりに到着。
ここは行方バーガーというなまずを使ったハンバーガーが有名なスポットもあるのですが、全く頭とお腹に入りません!
補給が頻繁に必要な私ですが、後半〜ゴールまで全くハンガーノックの心配はありませんでした!
恐るべし、しをみ食堂のボリューム…
ここにある橋を渡るとショートコースになり、かすみキッチンに戻ることができます。
お腹と身体に耳を傾けると「ショートコース…」と聞こえたのですが、挑戦しておけばよかった…という後悔はイヤだったので、思い切ってロングにむけて出発!
筑波山に向かって走っていると、心配されていたつくばおろしの向かい風もなく快適に走って、折り返しを迎えたところ…
おや…風向きが…
快適に走っていたのは追い風、つまりフォローで風が背中を押してくれていたのでした。
お腹が軽くなったからではなかったのか。
さぁここから向かい風、アゲインストで最後のゴールまで向かいます。
つまり最後の15kmは向かい風の中を必死に進んでいたのです。
やはり平坦は嫌い…
無事ゴールに到着!
サイクルボールのコースは道の駅さわら方面に向かう大回りで車道も含まれているので、今回は純粋に霞ヶ浦を周遊するコースを選びました。
アプリ上のコースでは川沿いではなく一般道が引かれているので、臨機応変で走りやすい道を選択してチェックポイントを巡る方が車も少なくて楽しいかもしれませんね。
平坦が好きな方、ノンビリとポタリングする方には霞ヶ浦はとても楽しいと思います。
かすみキッチンで電動自転車のレンタルもあるので、デートやご家族でサイクリングを楽しむのもいいですね。
土浦駅にも自転車で楽しめるよう街をあげて自転車ブームが活性化していますね。
今度はノンビリと土浦駅周辺も遊んでみたいと思います。
が…
やっぱり山が好きだと再認識した、お腹いっぱい平坦ライドでした。
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