坂バカ鍼灸師のQすけです。
前日編はこちらから。
3:30起床
3人のアラームが一斉に鳴り始めると同時に目が覚める。
昨夜の豪雨から明けて今朝の天気予報はどうだ…
晴れ/曇り
やった!ウソのように雨があがって路面も乾き始めてる!これなら中止になることもないだろう。
ホテルが用意してくれたお弁当を受け取りに行くとすでに準備万端でロビーを出ていく方もいらっしゃる。
私は昨日会場でいただいたThe PEAKS弁当をいただきました。これもシッカリとしたお弁当でスタート前の栄養補給はバッチリの感じがありますが、今思えばゼリーの一つを食べておけばよかった…
ホテルが用意してくださった朝食弁当はこちら。
作りたての温かさをまだ感じるズッシリ具の入った大きめのおにぎり。シッカリとしたお弁当を準備してくれて有難い。こちらは翌日にいただくことにします。
大浴場も露天風呂も大満足でホテルアルペンブリックはとても居心地の良いホテルでした。
そんな居心地の良さからか4:50スタートを狙って会場入りしようと思っていたのに、ご飯食べてお茶飲んでいたら時間が溶けてましてん…
荷物を車に積み込んでヴェロトーゼを履こうとしていた時間がすでに4:50…
結局SPDシューズだと分厚くて履くのが難しく断念…今思えばSPD-slでヴェロトーゼ装備だったらもう少しラクだったのかもしれない…
5:05スタート前
そんなこんなで完全に出遅れて会場入り…すでに先頭集団はスタートしておりました。ご挨拶、お見送りできずゴメンナサイ…赤バンドで5:10スタートとなります。
赤いCANYONのMTB、mazさんは今回も変態エントリーだそうです。
前回UFOラインではゴール直前で捲られたので今回は逃げ切りたい!と思ってはいますが、時間差が少ないことと今日もジーパンではないので望み薄です。
目の前にはドロップハンドルでファットバイクのこの御方!今日もボケも走りもキレっキレです!
たらさんに車検チェック&パッチンしてもらいました。今回ケガでお会いできないかとも思ってたので元気をもらえて嬉しかったです。動きにくそうに見えたのは昨日の日本酒が効いているせいだったのかもしれない…というのは伏せておきます。
パンダ練の皆さまに勇気をもらえるので何かに挑戦する時にはパンダ練ジャージを着てます。皆さんに追いつかれないようリアル鬼ごっこ頑張ります!
「ジュジュー♪」と愛車のサインにキスをするのはえリさん。推しメンが移籍なさってバイクメーカーが変わってしまったとショックなようで…「推しは推せる時に推せ!」と話していたので、次回はBMCに乗って…
そんなこんなで赤バンドの出走です。
サウスルート
さぁスタート!と同時に後方で「なにか落ちたよー!」とザワつく…まさか…
楊貴妃さんのサドルバッグ落下!R15に続きキングは期待を裏切りません。
大事に至らず緊張もほぐれたところでリスタート♪
CP2小川村役場まで111kmの往復ビンタ。まずは途中の戸隠山、戸隠キャンプ場のCP1を目指します。
どんぶり勘定の私は「登坂を3つクリアして、3つ登り返して帰ってくる。」と考えてました。
向かう先の山に暗雲が立ちこめますが臆することなく前進あるのみ。
と、ここでサイコンにケイデンスとスピードが反映されないことに気づく…「あ!MTBに乗り換えてセンサーつけ替えるの忘れてた!」と、今さら慌ててもしょーがないので前回に続いて今回も数値を気にしないユルユルな感じで進みました。
(まだ)MTBでも登坂のツラさはあまり感じず順調に登っているとお団子ジャージのSHOさんがお声をかけてくださいました。ふくいさんも初めまして。クライム中に初めましてのご挨拶をするなんて…でもXで仲良くしていただいていると実際にお会いした時に初めましてとは思えないのは不思議な感覚ですね。
CP1戸隠キャンプ場
雨にも当たらず順調に到着。エイドがあるけどお腹は満腹感もあるので先を急ぎます←だからこの考えがダメなんだって…ホント全く成長せず。後で痛い目を見ることになります…
まだ元気に脚も回り「MTBでもいけるじゃん♪」と順調に登っていたら見覚えのある後ろ姿!
チハルさん♪試走ルート情報などありがとうございました。腰爆弾は落ち着いているようでヨカッタ!
チハルさんのブログはコチラから。
この先のダウンヒルで先頭集団とスライド。今回初レモン姫発見!あぶけんさんとジュンさんや仲良しさん方と続けてスライド。やっとご挨拶できた♪
CP2小川村役場
ポツポツと雨足を感じながらCP2に到着。
スイカやバナナ、オレンジなどフルーツもてんこ盛りだし、長野名物のおやき、パン類なども豊富♪なんかエイドが華やかと思ったらカワイイお手製うちわが飾られている。
走者より早く準備をしていただいて元気と笑顔を分けていただきとても有り難いです!
お腹は減ってなくても何かを入れておかないとエネルギーが足りなくなると思いスイカとオレンジ、バナナをいただきます。ベルキャンさんの後を追ってリスタート。
スタート&ゴール2へ
CP3METHIのカレー
およそ50km1300m UPの復路。まず目指すは往路で通った戸隠キャンプ場。ここでカレーが待っている!
アルプス展望広場で雲がかかりはするけど見事な稜線の山々を一枚。
と、写真を撮っていると先に出たはずのベルキャンさんが…
どうやら分岐を曲がらずに下っていき増しコースを走られていたようです。
県宝に認定されている立派な三重塔だったので思わず一枚。
この辺りから脚が途端に重くなりました。バイクが重い…タイヤが転がらない…という具合に元気なうちはあまり気づきませんでしたが、疲労と共に如実にロードとの違いを感じ始めたのです。まだ半分も折り返していないのに…
ここで真っ先に思ったのはあの方々はいつもこんなことをしているのか…MTBでもこんな感じなのに、ましてやファットバイクなんて…
戸隠に向かうにつれて段々と雨足が強まってきた。
濡れることは避けられないのでレインウェアは体温を逃さない意味で使いたい。本降りでなければ登坂では蒸れて暑くなるのでまだ着なくてもよさそうだ…
そんな天気の中でもカメラを構えて撮影してくださって感謝です!
MTBって重い…って呟きながら登る一枚。
千葉には絶対にない景色で背景の雲海がスゴい。
しかしダウンヒルの安定性に対しては効果はバツグンでウェットで荒れた路面でも全く怖くありませんでした。
標高も上がりいよいよ登坂中でも冷えるなと感じてレインウェア装着。ねこてんさんいつもお写真ありがとうございます!
妖怪ハラヘッタ…
腹ペコに近づくにつれて目が虚になってます。
戸隠エリアは神社の凛とした空気も相まって良い香りに包まれて気持ち良かった。ただ腹ペコを感じる状態で登るような坂じゃない…
キャンプ場に着く頃にはどしゃ降り。
ヴェロトーゼを装着してたらあそこまで靴の中はジャブジャブいっていなかったのかもしれない…
CP3に到着!ただただカレーに真っしぐら!
命に沁みわたる味、METHIのカレー。
YUIさん今回も美味しいカレーをありがとうございました!
空腹にカレーが沁みている表情を○さんが撮ってくれた写真…自分で言うのもなんですがホントに妖怪じみてる表情で閲覧注意の一枚。SNS投稿を躊躇する顔だったらしく、電波にのって呪われそうな気もするので無事に消去(供養)されていることを切に願います。
スタート&ゴール地点2
スタート地点に戻ると雨は上がってます。
ついさっきカレーを食べたにも関わらず胃袋が豚汁を欲してる。すでに一度空っぽになった燃料タンクを復活させるには余分に食べておかないと身体は回復しない。
これを…
こう!
ネギと七味を用意してくれているのがまた嬉しい♪
CP5へ
Eastルート58km1540mの往復ビンタ。
スタート地点を出発するやなかなかのダウンヒル…これ登り返してくるんだよな…
CP4斑尾高原へ向かう
アップダウンを繰り返しながら斑尾高原へ向かいます。Southルートと違ってキレイな稜線がクッキリと見えて晴れ間が見えています。
ヒルクライムに入ると雲もなくなり強い日差しが照りつける…要するに暑い!
路面も乾いてサイコンの温度は32℃とかなっていたと思う…ん?
かなりの斜度を登っているはずがー16%…え、これ下り?最大ー38%とかなってたけど、どんなダウンヒルやねん!ヒーコラ登っている時に「アナタちゃんと登ってるんですか?」と言われているようで腹たつわぁ…
先ほどの雨で気圧センサーがバグったようです…
投げ捨ててやりたくなる気持ちがありますが、もう今日は最悪ナビ機能だけでも使えれば御の字ということにします。
もうすぐ斑尾高原に到着か…と振り向いたら赤いMTB…いや、ウソでしょ…?思わず目を擦りましたよ。
この時点で変態MTBのmazさんに捲られてしまいました。え?「ゆるポタ」ジャージが破けて…って聞いたら落車があったそうで…いや全くそうは見えない走りで駆け抜けていきましたけど大事に至らずよかったです。って言うか強すぎ!
『変態さま方に捲られない!』という今回の目標はこの時点で潰えました…
エイドがあるかと勘違いしてたのでチェックだけしてCP5のエイドに真っしぐらです!
CP5道の駅ふるさと
ここから10kmのダウンヒル。mazさんはあっという間に先へ消えていなくなりましたよ…
一生懸命ダウンヒルしている時を撮っていただけました。
ありがたやありがたや…
ここでレモンさんとスライド。差がひらいている感じがする…今回は追いつけなそうだから談話クライムはできなそうだな。
もうすぐ道の駅という交差点で信号待ちしていると反対車線であぶけんさんとジュンさんも信号待ち。あぶけんさんのエートスが軽そうでカッコ良かったので「もし追いついたらバイク交換してください!」とお願いしておきました。
そろそろ集中力が切れてきそうにも感じたので1週間断っていたカフェインを解放!ボトルにメダリスト9000を注入してスイカをいただきコーラを飲んでリスタート。
さぁ10kmの登り返しだ!
スタート&ゴール関門2へ
あー重いわぁ…ヒーコラ登っていたらねこてんさんが撮ってくれました。
「もう一回下って撮り直そう!」って言ってくれたのは衝撃的で今でも忘れませんw
CP6斑尾高原再び
斑尾高原まで登り返してくるとあぶけんさんとジュンさんに追いついた!
やった!「バイクチェーンジ!」と大声を出したら丁重に断られました…そりゃそうだw
起点まで残すは下り基調♪
というところで良さげなポイントで停車。
もう次に来ることはないのかもしれない…
そんなことを思うとタイムロスだとしても写真に収めたくなります。
ん〜…向かう山に暗雲が立ち込めていますね。
スタート&ゴール関門
入り口付近の淑女がほくそ笑んでくれて手を振ると「おめでとう!お疲れ様!」と労ってくれたので「あ、もうゴールでもいいかな…」なんて思っていたら直後に「はい回せ♪はい回せ♪」とノリノリな三河屋さんがいてすぐ現実に戻りましたよ。
たらさ〜んチェーーーック!
豚汁ネギ増し増しで!
その瞬間をYUIさんに撮ってもらった一枚w
皆さんがスタート&ゴールに集まられていると、いよいよクライマックスなんだという雰囲気があります。
daiさんご結婚おめでとうございます!なんて語りながら戦友とすする豚汁は格別に美味い♪
CP7笹ヶ峰
いわゆるラスボス。出発するまでは晴れてましたが先へ進むにつれて霧が立ち込めてくる。ヒルクライムが始まると雨足が強くなってきましたが立派な木立が防いでくれてました。
中盤あたりを過ぎると本降り、そして立ち込める濃霧で3m前方の走者がこんな感じに見えなくなるくらい。
Mickeyさんに抜かされて負けじと追いつきますが「あと6kmあるけどペース大丈夫⁉︎」の言葉で完全にアクセルオフ。終わりの見えないコースに体力温存のセーリングモードで登坂区間を終えました。
登り終わったーーーー!はずなのにCPが見えない!と思った方は多いはず。
ぐるっと回るような平坦区間を走り長い長い直線を下りきる。え…帰りにこれ登るのか…
やっとCP7に到着!時間内でフィニッシャー達成!
ゴールへ戻るため土砂降りに負けないようレインウェアを纏います。
ゴールへ
今回のルールはCP7の時点でタイム内であればフィニッシャー認定。無事に関門をクリアしたので、あとは川のように雨水が流れる林道を慎重に降るだけ。
CP7から帰路の直登がシンドかった…さすがThe PEAKS!最後の最後でトラウマ級をもってきますね。
ダウンヒルを終えてゴールに向かう途中にAkiさんがお声をかけてくれました。変態エントリーでも1時間残しでフィニッシャーだそうです。
Akiさんはガチ勢な速さで、石鎚山の思い出や日頃のstravaのログなどで楽しく会話しながら走っているとゴールに近づくにつれてペースが上がりパレードランの方々を結構なスピードでグイグイ抜かしていった瞬間の写真がコチラw
184cmの私がダンシングでこの体格差。見てわかる、イケメン高身長サイクリストなんです。
スタート&ゴール地点のぬかるみが凄くて、かなり降っていた様子がわかりますね。
このタオルをかけてもらう瞬間というのが日頃の全てを労ってくれているような感覚に陥るのは私だけではないはず。
ゴール後のインタビュー。もうなにを話したかなんて覚えていませんw
フィニッシャーボードの書き込み待ちの隣ではMickeyさんが殿堂入りの手続きをしてました。D.キングおめでとうございます!
記念撮影はみっちーさんが撮ってくれました。満面の笑顔にいつも癒されます。
何はともあれRound16、無事にフィニッシャーとなれました。
あとがき
一般カテゴリー卒業試験
今回、自分で掲げていた目標のうち2つは達成できました。
- MTBで完走○
変態カテゴリーの方々に抜かされない✖️- ブジニカエル○
1.MTBで完走
荒れた路面や川のように流れる雨でも不安がなく楽しく走れたのはMTBの特有の性能だったからだと思います。
もちろん登坂はモッサリとした登りにくさはあると思いますが、ロードバイクとは違うThe PEAKSの楽しみ方が見出せた気がします。
2.変態カテゴリーの方々に抜かされない
前回R15の鬼ごっこがゴール目前の惜しいところまでイケたので淡い期待を抱いてしまいましたが、今回MTBだったからというわけでなくロードでも捲られたと思います。
鬼ごっこをするにはまだまだ力不足を実感しました。
3.ブジニカエル
ライド中の安全はもちろん、往復の高速道路とも横転や追突事故を目の当たりにしたので「家を出てから家に帰るまでがThe PEAKS」ということを念頭に無事に目標を達成しました。
試験落第
絶望的に赤点…というわけではありませんがMTBで走るThe PEAKSが思いのほか楽しかったことと、「MTBで走っていると自然と速くなるよ!」とアドバイスをいただきまして。
私の自転車ライフの方位磁針は『楽しさ』を重きにしたいので、一般カテゴリーをMTBで楽しんで走力もついてから変態に挑戦!とすることにします。
走行ログ
走った記録を眺めてみると、よく登って走りましたね。次は写真のポイントなどをもっとわかりやすく載せれるよう頑張ってみます。
まとめ
今回もスタッフ、ボランティアの皆様、悪天候や虫の脅威などのなか開催運営していただきありがとうございました。参加者の皆さま、このブログには書ききれなかったほどお声がけをいただき嬉しかったです。皆様のおかげでRound16も人生のスパイスとして思い出に残るイベントとなりました。
悪天候の中にもかかわらず撮影していただいた皆さま。素晴らしい写真を有難うございます。
皆さまの笑顔や会場の雰囲気が伝わり当日の楽しさを思い出せます。
私はおかげさまでR16のSの人となれました!
結果発表で完走率など確認できます。ページの末尾にはThe PEAKSを楽しむための注意喚起が載せられており、自分も無我夢中で必死な時だったとしても気をつけていきます。
これにて私のThe PEAKS Round16妙高は幕を閉じます。次回Round 17は2025.6/1。舞台は渋峠ですね。
どんなドキドキとワクワクが待っているのか…すでに今から楽しみで仕方ありません♪
それではヒルクライムジャンキーThe PEAKS民の皆さま、挑戦を悩まれている方々、渋峠でお会いしましょう!
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