ローラー台9割、実走1割という比率で使用しているリムブレーキ車ですが、まだまだ軽やかに現役として走ってくれます。
屋内使用が多い今だからこそオーバーホールとしてワイヤー交換していきました。
作業は調整含めて30〜40分ほどだったと思います。
交換するワイヤーは効果を実感できたニッセンワイヤー。ほどけない、強靭、滑らかとすっかり大ファンとなりました。
リアブレーキは2000mm、フロントは1000mmです。
リアブレーキ
古いワイヤーの取り外し
ブレーキを留めているナットを緩めるとブレーキが解放され先端のカシメを切断します。
今回はインナーケーブルのみ交換なので、ハンドル側にワイヤーをたわめていくとフレーム内におさまっていきます…
「ちょっと待てよ…何か忘れている気がする…」と思い出したのが、ケーブルがフレーム内蔵だということ!
危うくこのまま引っこ抜くと新しいワイヤーを差しこむ際にケーブルがケーブル内で迷子になるところでした…
アウターケーブルを取り外し
ブラスチックの導線をフレーム内に差し込んでいきます。
ワイヤーを中に入れながらフレーム先端から出てくることを確認。
フレーム内蔵式の場合にはこのガイドが引き抜かれると、再びケーブルを通すのことがとても面倒な作業となるので慎重になります。
ブレーキレバーは輪ゴムで括り握ってある状態にすると作業がラクです。
握ったブレーキレバーの付け根を見るとブレーキケーブルの端、タイコと呼ばれる部分が現れます。
切断したワイヤーを弛ませるとタイコが伸びて出てきます。
先ほどのガイドが留まっていることを確認してスルスルと引き抜きます。
ほつれは確認できないにしても黒ずみや硬質化は否めませんね。
新しいケーブルの取り付け
ガイドが残って入れば取り付けはいたって簡単。
先ほどと逆の手順でケーブルをガイドに通して余分なワイヤーをカットしてカシメを取り付ける。
私の場合はブレーキ間隔などは簡潔に済ませたかったので調整パッドを使用してリセットしました。
比較的カンタンに終了しました。この調子でフロントも変えてしまいます。
フロントブレーキ
フロントブレーキは内蔵部分がないのでスムーズにいくと10分もかからないかもしれません。
先端のカシメを切断して作業開始。
STIレバーの先端からケーブルを抜いて入れ替えるだけです。
フロントも一度ブレーキを解放するので微調整は必要となります。
ささくれは無いですが黒ずみは多いですね。
まとめ
フレーム内蔵といっても対処法を押さえておくと自分でも交換作業はできました。
よく調べてみるとショップで購入した個別買いよりもセット買いのほうがお得のようですね。
セルフメンテナンスのしやすさは圧倒的にリムブレーキ車のほうがやり易いように思えます。
自分の愛車といえどもメンテナンスはあくまで自己責任となります。とくにブレーキは制動力の要となりますので自信のない場合には信頼のおけるショップに念のため確認をしてもらいましょう。
しかし部品交換とともに現在の状態を把握しながら性能をリフレッシュできることは自転車を楽しむ上で安心快適を得ることにつながりますね。
この勢いでシフターケーブルも交換していきます。
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