坂バカ鍼灸師のQすけです。
SNSで「自転車屋さんに工賃を払うなら工具を買って自分でやる!」という記事を見かけることがあります。
回答には賛否両論あり正解はない案件かとも思います。つまりケースバイケース。
素人の私なりに考えてみたことを徒然と書きます。
自分で工具を購入しメンテナンスするメリット
- 機械の構造を知る経験値となる
- メンテナンスをできる道具が増える
- 自分で責任を持つ
1.機械の構造を知る経験値となる
今の時代はインターネットや動画サイトなどで整備のレクチャー動画が検索するとたくさん出てきます。しかし実際に触れてみなければどういう構造になっているか把握するのは難しいのではないでしょうか。
例えばプラモデルを組み立てたことがある方は、説明書を読んでイメージするのと、実際に組み立てるのでは全く違いますよね。
この実際に触れてみてメンテナンスをして構造を理解することで、咄嗟のトラブルの際に対応できる経験値が身につけられるのではないかと考えます。
2.メンテナンスできる道具が増える
冒頭にあったようにSNS上でガヤついていた工賃代→工具代となる案件ですね。
おっしゃるとうり自分で整備する道具が増えていきます。
しかし頻繁に使う道具でない場合は一度使用しただけでお蔵入りしてメル○リ行きになるケースもあったりして。
3.自分で責任を持つ
プロにお願いした場合でもオーバーホールを依頼したわけでなければ他の箇所隅々まで点検してくれるわけではありません。
万が一トラブルがあった際に「先月部品交換をお願いした際になんでみてくれてなかったんだ!」なんて言うショップのせいにすることはできません。
洗車やグリスアップ、増し締めなど意識的に愛車のメンテナンスを行うことで早期にリスク管理ができてトラブル回避につながる。
何かが起きた際に基本的には『自分の責任』であると納得できます。
プロに工賃を支払ってお願いするメリット
- 期日までに仕上げてくれる
- 材料費などで余分な出費がない
- 余計なダメージを負うことがない
1.期日までに仕上げてくれる
「いつに乗りたいからいつまでに仕上げてください!」という納期のお願いができます。
自分で行うとしたら「仕事で疲れた日に作業したくない…」「都合が悪く自転車に触れない…」乗りたい日に間に合わなかった…なんて事態を避けることができます。
要するに自分の時間をメンテナンスに割かずに依頼することが大きいですね。
2.材料費などで余分な出費がない
例えばタイヤチューブ交換の際に嵌めたチューブがねじれていて、そのまま走行した場合はパンクにつながります。
はい、これでチューブ一本が早々と消えます。
他にもチェーン交換で切断する部分を間違えてチェーンを買い直すことになったり…
一生分使えるであろう特大のグリスを購入してしまったり…
という具合に、かからなくてもよい材料費が加算されていく可能性もあります。
3.余計なダメージを負うことがない
おっと手が滑ったー!と落ちたアーレンキーがホイールにカツン!
チェーン交換の際にフレームにガリ!
ペダル外そうとしてスプロケに手がグサリ!
車体も身体も思わぬダメージを負ってしまうことがありますよね。
プロにお願いすることでダメージを回避することができます。
結果どちらがいいのか
あくまで私の持論ですが、自分でできることであれば自分でやれば良いと思います。自分の愛車ですからね。やってみてダメだった場合「ゴメンなさい!ダメでした!」とショップに依頼します。
まずはやってみる!の精神ですね。
先日のチューブレス奮闘記でも依頼した際にショップ店員の方から必要だと言われた道具が実は必要なく、技術で対応できたこともあり、提示された案にも疑問を感じることができるために経験値はあったほうがいいのではないかと考えます。
工賃は技術者であるプロフェッショナルの方への対価です。言わばその方が習得した知識や技術、施工に対する時間といった職人の人生に対する費用でもあり、金銭の価値だけでは計れないものだと思います。
なので単純に工具分の値段といった具合に比較できるものではないのでしょう。
ということで、今まで自転車メンテナンスで避けていたジャンル、ワイヤー関係を自分でも対処できるようにするべくワイヤーカッターを購入しました。
ロードバイクの前にミニベロのcarry meから挑戦したいと思います。
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