ツール・ド×大子:パノラマライン

ツール・ド×大子 坂に会いにいく

坂バカ鍼灸師のQすけです。

ツール・ドの特集で奥久慈里山エリアの林道を走る『ツール・ド×大子』を走りました。

茨城県最高峰の八溝山を目指す60kmコースと、絶景と林道を巡る95kmコースの2種類があり、今回は95kmにお邪魔してきました。

本当であれば日の出前の6:00に95kmコースへスタートして、12:00に起点に到着、13:00に60kmコースへ出発して17:00までにゴール!1日で2コースを完走することを目標としていたのですが、見事に寝坊しました。あと移動中の睡魔にも襲われ休憩などなど…予定よりも3時間遅れの9:00スタートに。

まぁ「ソロライドだし気楽に行こう」とスタート。

初っ端、河川敷を入ります。役場の駐車場から土手に入るルートで「え!ココ⁉︎」と思わず口に出してしまいますが、すぐさま目の前に絶景が広がります。車の来ない静かな清流の流れる小川の脇を通るサイクリングロードで奥には山々が見渡せます。

この時点でも『最高や…』と一人呟いてました。

ただ走っているユルユル動画ですがコース全体像としてYouTubeにアップしました。どうぞご覧ください。

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アップルライン

さて穏やかな登りとともにアップルラインに入ります。

ちょいと進めと10%の看板が出てきますが、このコースではさほど珍しいものではありません。「あ〜はいはい、また10%ね…」と10%が基準にも思えてくるのでご安心ください。

確か平均勾配は2%と書いてあった気がします…

左を見渡すと絶景が広がっています。開始早々この景色です。

「車も少ないし、道も綺麗だし、エベレスティングに向いているかも…」なんてブツブツ呟きながら走ります。

激坂と呼ばれる区間は感じずに、ほどよくアップダウンを繰り返し、道もキレイでとても快適に走れて平日ということもあってか土地柄なのか、行き交う車の数は片手で数えられるくらいでした。

ファミリーマートJA奥久慈店

最初のCP(チェックポイント)です。

このコースは林道など市街地が少ないため、コンビニなど補給場所が多くはありませんでした。次の休憩ポイントまで距離を感じたので要所で補給、トイレ、休憩を取り入れてくださいね。

奥久慈パノラマライン

それはもう大パノラマです!

なんて言ったて平均10%区間でパンチのある15%とかある坂を登っていくのですから、登りきったご褒美の景色は壮大でした!

長〜いワインディングロードを下っていきます。

さすが大自然の林道…とてつもない大きさの亀が車道をノンビリ歩いていたので、いつもの癖で救出活動をしました。横は15cm厚さ8cm、重さは3kgほどあるのではないでしょうか…

ウチの近所に出没する例の『噛みつくヤツ』でないことを慎重に顔で確認して…ヨイショっと

ブルーベリーフレンドファーム

次のCPですがオフィシャルのコース上では見つけられず、路地を入った先にあります。付近まで到着したらGoogleマップなどで詳細地図を調べるほうが無難だと思います。

写真こそ撮り忘れましたが、私の記憶ですと次のCP【竜神大吊橋】に向かう途中、T字路を左折した地点にセイコーマートというコンビニがあります。

ここから先はまたコンビニはないので補給と休憩をしてくださいね。

竜神大吊橋

大通りから左に入り、高台にある大吊り橋のCPを目指しひたすら登ります。

なかなか長い…まだ?どこまで登るん?と思った矢先に橋の先っちょが森の合間から出現!

よしよし、ゴールがわかれば怖くない。見知らぬコースではどこまで続くのかわからない恐怖がありますからね…

えっちらおっちら登ると「こんなにデカイのか!」と巨大な吊り橋が。

足元の自転車と比べて「モビルスーツってこんなんかな…」と勝手に想像。

橋の両橋には竜神様が見守っています。

なんでもこの橋の中央部分からバンジージャンプができるそうですよ。

武生林道

ここから終盤の登りスタート。最後のヒルクライムといってもいいでしょう…最後が長いですが…

林道というだけあって苔や落ち葉、枯枝が多く、下には渓流のガードレールがない区間もあります。

苔でスリップなんて使用ものなら下の渓流にダイブなんて事にもなりかねないので…走行にはお気をつけてくださいね。

こんな木漏れ日の中、車通りの少ないワインディングロードを登っていく気持ち良さがあります。

「ヒルクライマーの篠さんは笑いながら颯爽と駆け抜けていくんだろうな〜…」なんて思いながら、長〜いアップダウンを繰り返して次のCPを目指します。

奥久慈見晴らし台

気をつけながら進んでいたんです…通りすぎないように…しかし!

ヘアピンカーブと登った先の下り坂の安堵感から、2.3回九十九折を曲がったあたりで気づきました。

CP通り過ぎてます!

ってことはだよ…?登り返して戻るんだよね…この長い坂…

「全く!何やってんだよ…ドンマイ!俺!」

さて、ここまでくると後は下り基調。

なだらかなワインディングロードを快適に下っていきます。

袋田の滝

日本三大名瀑の一つです。と言っても今回は滝まで拝まずに入り口まで。

だってまだ2コースいけるんじゃない?なんて微かな希望を抱いていたのですから先を急ぎます。腕を繋いで鮎の塩焼きを食べ歩くカップル達のように観光気分なんて独りヒルクライムに挑むサイクリストにそんな余裕は持地合わせていませんでした。

咲くカフェ

スタート地点を通り越して最後のCPです。

なぜここが最後?と思っていたのですが、おそらく大子町の坂を締め括りにという運営サイドの粋な計らいなのでは?と思うくらいの斜度の坂がありました。

フルコースの最後に出されるデザート的なヤツですね。

お腹いっぱいなんだけどな…あ、食べれちゃう…みたいな感じ。

道の駅奥久慈だいご

無事に起点に到着。

とても快適に楽しめたヒルクライムコースでした。

時間に余裕を持ってファームやカフェでお茶を楽しんだり、滝でマイナスイオンを浴びたり、笑顔で鮎の塩焼きを食べれるくらいの余裕があったら尚良かったことでしょう。

できれば1拍して2コース満喫できる日程だと大子町の温泉街を楽しめるのでオススメです!

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